佐賀県武雄市の公式サイトがFacebookページに完全移行完了

先日からちょこっと話題になっていた佐賀県武雄市の公式サイト。本日11:30からUstream配信もされた記者会見中にFacebookページへの完全移行が完了しました。

おそらく世界的にも例はないであろう、行政のWebサイトをFacebookページに完全移行・独立運用という、かなり先進的な試みです。

Facebookページだからこそ可能な”見える化”

佐賀県武雄市オフィシャルFacebookページ

武雄市の樋渡啓祐市長は1年ほど前からFacebookを使い始めたそうで、今回行政である武雄市のWebサイトをFacebookページに一本化した最大の理由は「見える化」にあるそう。

つまり実名登録を基本としたFacebookであれば、実名故の主体性のあるコミュニケーションが地域発展をリードするのではないかということですね。

それと同時に、行政そのものの透明化=見える化も同時に図っていくという狙いもあるのかなと思います。まぁ多くの行政組織が旧弊的な側面を強く持っていて閉鎖的ですからね。

匿名と実名

「ただネットを活用するなら匿名でもいいじゃないか」

という意見もありそうですが、匿名の場合はどうしても悪い側面が出やすい。自分のことがわからないなら過激な意見を言ってもいいだろうとなる人もいるでしょうし、一度そうした意見が出てくれば、それに乗じてより過激な意見、根も葉もない中傷があっという間に拡がっていき、炎上してしまう可能性を孕んでいるわけです。

勿論実名だから炎上はないとは言い切れませんし、実名だからこそ運用側の一挙手一投足でとんでもないことを引き起こす可能性だってありますから、同じようにリスクは抱えているんですけどね。

マイナスな話ばっかりなのでアレですけど、実名のメリットってのは、先ほども出したように主体性のある意見が寄せられやすいという点。実名はリアルと同じく責任の伴う発言が求められますからね。

Facebookページにするデメリットもあるよね

Facebookページにすることで行政と市民の”見える”コミュニケーションを活性化していく。これは非常に意味のあるソーシャルメディアの活用だと思いますが、とは言えFacebookページへの完全移行によるデメリットがあるのも事実。

まずiframeの弊害ですね。
Facebookページにおける市政コンテンツはiFrameで表示しています。しかしモバイル向けのFacebookページではiFrameは表示されません。そのためPCを持たない人へ見せる方法がありません。

また”見える化”を推奨するにしても、公開する情報には精査が必要です。
CMSを利用すれば段階的な承認フローを通して公開に至れますが、Facebookページではそうした精査がしづらいため、運用フローがやや煩雑になりそう。ウォール投稿もしかりですね。

いずれにしても面白い

上にあげたようなデメリットは当然移行作業を担当したSIIISさんアラタナさんも想定済だと思います。

実際SIIISの杉山社長(@TakaFlight)からは、「チューンナップの課題」とTwitterで返事をいただきましたし。

いずれにせよ、こうした先進的な取り組みというのはおもしろいものです。これがベストな方法だとは言えませんけどね。こうした取り組みもトライ&エラーを繰り返して発展していくものなので、今後の展開に注目していきたいと思います。

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