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Adsense表示で気をつけるHead Cleanerのたったひとつの設定

WordPressのプラグインに「Head Cleaner」というのがあります。
プラグインを数々インストールすることで様々な機能を持たせられるWordPressなんですが、その分、head内部には数多くのCSSやJSが追加され続け、テンプレートでは折角キレイに整形したソースが、なんとも無残なまでにぐっちゃぐちゃに汚い状態になってしまうという・・・。

そんな弱点をクリアするのが「Head Cleaner」なのです。

これを使うことで、<head></head>がきちっと整形され、無駄に重複する呼び出しファイルをひとつにしたり、CSSやJSを連結させたりサーバにキャッシュさせたりすることができるようになります。

要するにどういうことかというと、head内の無駄をなくして表示スピードを上げることができるようになるわけです。

ただ、このアプリを使う上で気をつけたいシチュエーションというのがあるんですね。それがGoogle Adsenseを導入している場合。

「Head Cleaner」プラグインを導入し、ある設定をONにしてしまうと、なんとGoogle Adsenseが全く以て表示されない状態に陥るというトラップが作動してしまうのです。ぐぬぬ。

その設定というのが、

という部分。

ここにチェックを入れて設定を有効にすると、出力されるソースの無駄を徹底的に省き、出力サイズを小さくします。
一見すると非常に有意義な設定なのですが、これが落とし穴。
Google Adsenseを表示するためのコードを抹殺してしまうという事象を発生させます。

通常、Google Adsenseのコードは以下のような形になります。

<script type="text/javascript"><!--
google_ad_client = "ca-pub-XXXXXXXXXXXXXXXX";
google_ad_slot = "XXXXXXXXXX";
google_ad_width = 336;
google_ad_height = 280;
//-->
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>

ところが先ほどの「”パラノイアモード”を有効にする。」をONにすると、

<script type="text/javascript">
</script>
<script type="text/javascript"
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
</script>

という状態で出力されてしまうのです。

Adsenseを表示させるために最も重要なのは、<!– //–>というコメントアウトされた部分なのですが、これがそっくり消失・・・ちょっと中二病的に言ってみるとロストします。

これがHead Cleanerを導入した際にAdsenseが消えるという呪いのカラクリなんですね。

WordPressを利用していて、Google Adsenseを導入し、なおかつ「Head Cleaner」プラグインをインストールして、パラノイアモードを有効にしている人で、もしAdsenseが表示されないとお悩みの方がいらっしゃれば、すぐにパラノイアモードを無効に設定し、キャッシュを削除してください。

そうすればあたかも王子のキスによって眠りから覚める白雪姫や眠り姫の如く、パッと目を覚ましてくれること間違いなしです。

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