「想夫恋」のパリフワでジューシーすぎる焼きそばが美味い! (横浜・青葉台)
横浜・青葉台にある「想夫恋」。
大分県日田市のご当地グルメとして知られる日田焼きそばを提供する専門店です。
わりと近所に店舗があるので、今回初めてテイクアウトしてみたんですが、いやーこれが美味いのなんの。パリッとフワッとジューシーとか初体験ですよ。
日田焼きそばを考案・広めた 想夫恋 (そうふれん)
いわゆる焼きそばと日田焼きそばの違い。それは”麺を焼いている”か否かというのがひとつのポイントになります。
一般的な焼きそばは、名前こそ”焼き”そばですが、その実、調理法としては”炒め”ているんですよね。日田焼きそばはまさしく麺を焼いて作られています。
私たちに言わせると、通常の焼そばは“五目いためそば”です。なぜなら、焼そばと言いながら、たくさんの野菜と一緒に麺を炒めているでしょう。その点、想夫恋では文字通り麺を焼きます。それも両面を少し焦げ目がつくくらいまで。こうすることで、表はカリッとキツネ色に焼きあがり、中は柔らかいままジューシーに出来上がるのです。独特の食感とシンプルだけど深い味わい・・・想夫恋でしか味わえないこの味は、長年に渡って、「一度食べたらやみつきになる」と多くのお客様からお声をいただいております。
http://www.sofuren.com/profile/outline.html
そもそもは想夫恋の初代・角安親氏が、昭和30年代に試行錯誤して生み出した文字通りの焼きそば。今では想夫恋を中心に、福岡、佐賀、大分で40店舗ほどが展開されており、今回紹介する青葉台店は関東では唯一の店舗になります。
シンプルなメニュー
今回は持ち帰りでの注文でしたが、金額は一切変わりません。
メニューの並びは非常にシンプル。「想夫恋焼」と名付けられた日田焼きそばと、その大盛り、あとはサイドメニューにライスや一口餃子、おにぎり、味噌汁、それに焼きそばのトッピングが並ぶのみ。
ドリンクメニューとしてアルコールもあるので、焼きそばをつまみにちょっと呑むなんていうこともできそうですね。
これが「想夫恋焼」だ!
僕が注文したのは「想夫恋焼」とトッピングの目玉焼き。
おそらく店舗だと目玉焼きは焼きそばの上に載せられるんでしょうけど、テイクアウトの場合、半熟仕上げの目玉焼きが崩れないように、わざわざ別のパックに分けてくれています。
ということで蓋を開けて、目玉焼きオン・ザ・焼きそば。
ふおおおおおおお、美味しそうだよー。
でもってびっくりするくらい紅しょうが盛々だよーw
注文したのは普通盛りだったんですけど、これがなかなかのボリューム感。
容器の容積を軽く上回るくらいの量です。うん、普通盛りで正解だわ。
焼きそばの具材は凄くシンプル。野菜はもやしとネギのみ。豚肉は薄切り肉ではなく、厚みのある豚肉で、もち豚が使われているとのこと。
味付けに使われているソースが、ちょっと辛めなんですけど、これがまたスパイシーでイイですねー。シンプルな具材をしっかりと引き立て、焼き色が付くまでカリッと焼かれ、パリッとフワッとジューシーな麺の美味さを一層引き出してくれます。美味い。
それもこれも作り手の想いが反映されているんでしょうね。なにせ想夫恋の焼きそばを作れるようになること自体、えらいハードル高いんですよ。
想夫恋では、半世紀に渡る伝統を守り続け、毎年50名~100名の人が応募に来ます。しかしキビシイ試験採用の末に、わずか1%しか残れません。
http://www.sofuren.com/profile/independent.html
そして始めて想夫恋焼の焼そば調理が出来るのです。それがプロとしての世界なのです。
公式サイトにあることが事実なら、作れる人は毎年1人増えるかどうか。なんという難関でしょうか。
焼きそばの既成概念が変わる!・・・かも
炒めるのではなく焼くという調理の方法だからこそ、なのかもしれませんけど、一般的な焼きそばと違って、まったく油っこさがなく、純粋に麺の味、具材の味がダイレクトに楽しめます。
ホントに美味しいので、ぜひ味わっていただきたいのですが、なにせ店舗がかなり駅から離れているんですよね。
でも、これまでの焼きそばとは違う! ということを確信できるはずなので、機会があればぜひ食べに行ってみてください。焼きそばの概念を覆されます。
ちなみにチルドですが、自宅で作れる通販アイテムもありますよ。