7/13からSMSの相互接続サービスがスタートするという話

おおおおお。いよいよSMSの相互接続サービスがスタートするそうですよ。スタートは7/13から。
といっても、実際のところSMSの利用割合ってすげー低いので、一般的には「は? 何がすごいの?」という印象しか持たれないんじゃないかと思います。

送れる文字数も少ないし、通話代に加算されるし、だったらメールでいいんじゃね? となるのも当然なわけで、そりゃ使う人も減るよなーと。

SMS相互接続はメリットになり得る?

メリットとして考えられるのは、ケータイのキャリアを変更する場合。ナンバーポータビリティが実現してからは、ケータイの番号を変えずにdocomoからSoftBank、SoftBankからau、auからdocomoといった具合に、キャリアを変更することが可能になりましたが、唯一メールアドレスに関しては引き継ぐことができず、これを理由に変更したいけどメールアドレスが変わるのはちょっと・・・というユーザーも少なくないという状態なわけです。

そこで相互接続サービスが始まることで、メールアドレスが引き継げなくても、電話番号でテキストメッセージをやりとりできるのであれば、キャリアを乗り換えることへの抵抗も少なからず軽減するかもしれないんじゃないかなぁと。

ただ、これはあくまで事業者側の視点における想定でしかないので、必ずしもそうなるとは限らないんですよね。
実際、2年前になりますがYahoo!ニュースの意識調査で、「SMSの相互接続サービスが始まったら、メールとの利用割合は変わるか?」という質問が行われましたが、その結果としては圧倒的にメールの利用頻度が高いままでしたし・・・。

そう考えると、ちとメリットになり得るかどうかというと微妙な感じになりますね。メリットになるといえばなるけど、そこまですごいメリットではないという感じかもしれません。

電話番号しか知らない相手にテキストメッセージを送れる

利用メリットとしてはこっちのほうが大きいかもしれません。
同一のキャリアを利用している人であれば、電話番号さえ知っていればSMSでちょっとした伝言を送ることができたわけですけど、

電話番号は知っている → 自分と違うキャリア → SMS送信できない

という流れが、相互接続が実現することでクリアされます。

「あ、そういえば電話番号しか知らない!」という場合でも、相手のキャリアを気にすることなくメール代わりのSMSを送ることができるようになるのは、そこそこのメリットですかね。

SMSの料金は一律になる

これまでSMSの送信にかかる料金は一律ではなかったのですが、今回の相互接続サービスを開始するにあたり、開始日以降は各社の料金設定が統一されることになります。

同一キャリア内、キャリア外を問わず3.15円になります。

これ以外にもauでは送信可能な文字数の拡大が行われたり、各社の迷惑SMS対策が変更・拡充されることなどが予定されています。

詳しくは以下の記事でまとまっていますよ。

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