和のねんりん家「桜の国のマウントバーム」で一服

最近、ヒッキーな暮らしぶりで日付や時間の感覚はおろか、いよいよ季節の感覚まで曖昧になりつつあるのですが、Fans:Fansからのお知らせで知った季節限定「桜の国のマウントバーム」のお陰で、「ああ、もう春が近いんだなぁ」と気づかされました。

というかもう南の方は開花しつつあるんですよね、そういえば。

いやー、それにしても包装がかわいらしいですね。
むっさい三十路男子には何ともそぐわないくらいかわいらしい。

箱だけじゃなく、内包装も桜の花びらが舞うデザインが施されています。

ちょっと包装をはぎ取ってまるっと一本を鑑賞してみました。

桜の花をイメージした色合いがキレイですね。
名前の由来通り樹の年輪の如く幾重にも重ねられた層が美しい。ちょっと食べるのもったいない感じがしないでもないです。

バームクーヘンのどうでもいい話

バームクーヘンというと、発祥はドイツとされている焼き菓子なわけですが、日本とドイツではバームクーヘンの扱いがいろいろ違うみたいですね。

実はドイツじゃそんな身近じゃない

まず、ドイツ発祥の焼き菓子であるにも関わらず、実はドイツ人にとっては、そこまで身近なものじゃないそうです。
せいぜい「バームクーヘン? ああ知ってるよ名前は」ってくらいのもんだそうな。

日本では手軽なおやつ感覚で、コンビニやスーパーマーケットのお菓子売り場にも並んでいたりするくらい身近なものなんですけどね。

高度な技能の証し

そんなわけでドイツじゃあんまり一般的な知名度が高くないということなんですが、その一因としてあげられるのが、ドイツではバームクーヘンが職人の技術の証明になる焼き菓子である、ということが言われています。

バームクーヘンは通常の焼き菓子と比べて製法が特殊なため、ドイツでは職人が手間暇かけて作り上げた高い技術の証明になるんだそうですよ。
なんかそんな理由で身近じゃないとか、ちょっとそれどうよ? という気がしますけど。

バームクーヘン焼きは長生きしない

根拠があるのかないのか知りませんけど、ドイツ人の焼き菓子職人の間ではそう言われているそうですよ。ホントか?ww

製法的に直火で焼き上げながら、更に生地をかけて焼き上げるという工程を繰り返しますが、この直火で長時間焼くことが職人の胸をもろに熱することからそう言われているとのこと。

寿命に影響するほどなのか? 実際に間近で焼いたことないからわかりませんけど。

逆に日本では年輪のような形状が、繁栄と長寿を象徴するという理由で慶事の贈答品として好まれますしね。文化的な違いって面白い。

3月4日はバームクーヘンの日

日本で最初にバームクーヘンが販売されたのが、ということで、これを記念して毎年3月4日はバームクーヘンの日になっています。

どこで販売されたんだろうと思って調べてみると、広島県だったんですね。
当時日本にいたドイツ人がバームクーヘンを作り、広島県商品陳列所(現在の原爆ドーム)でに行われた、広島県物産陳列館捕虜製作品展覧会に出品・販売したのが始まりなんだそうです。
意外にも東京じゃなかったんですねぇ。

ところで味はどうなのよ?

まぁ脱線が過ぎましたけど、気になるその味はどうなんだと。

そりゃもちろん、言うまでもなく美味しい。
外側のカリカリ食感と内側のふんわりしっとりな食感が新しい逸品です。
口にしたときに広がる桜の香りが、いっそう季節感を感じさせてくれる仕上がりかなと。

甘さは洋菓子というよりも和菓子に近い感じがあって、コーヒーや紅茶のお茶請けよりも、和菓子っぽく緑茶や抹茶と合わせるほうが、より美味しさが引き立つんじゃないかなと思います。

取り敢えず、4月中旬頃までの限定販売とのことなので、食べたいなぁという人はねんりん家のオフィシャルサイトから店舗を確認して是非足を運んでみて下さい。

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