マジで!? 米・コロンビア大が誕生月によってかかりやすい病気が判明と発表
あなたは何月に生まれましたか?
アメリカのコロンビア大学が「誕生月によってかかりやすい病気がわかった」と発表したそうです。なんか冗談のような話なんですが、コロンビア大学が医学誌に発表したという至って真面目な研究結果によるものとのこと。
・・・んー・・・これはマジなのか・・・?
1985~2013年までの28年間に病院で受診した170万人の患者データ、1688種類の病気と誕生月の相関関係をコンピューターではじき出した。そもそも誕生月に意味があるのかどうか。しかし結果は出た。55の病気が生まれ月に大きく関係していた。
J-CASTテレビウォッチ
この話を知ったのは上の引用元の記事だったのですが、さらに元ネタを探ってみたところ、以下の記事を発見。
この記事によると、コロンビア大学医療センターが、誕生月と疾患リスクの関係を調べる計算方法を開発し、ニューヨークの医療データベースから1985〜2013年までの170万人の患者データを使って、開発したアルゴリズムによって、今回発表された結果が得られたとのこと。
さらに、誕生月によって疾患リスクが異なるのは、その月における環境の違いが幼児期の成長に大きな影響を与えているとしています。
なお、得られたデータは、個々の病気の先行研究とも一致しているそうで、発表をした研究者は「科学者が新たな病気の危険因子を発見する助けとなる」とも述べています。ちなみに発表された医学誌がこちら。
これによると、誕生月によってかかりやすい病気は以下のとおり。
1月 高血圧、心筋症
2月 悪性肺腫瘍
3月 心房細動、うっ血性心不全、僧帽弁障害、悪性前立腺腫瘍
4月 狭心症、血管合併症、心筋虚血症
5月 もっとも病気にかかりにくい
6月 心筋梗塞前症候群
7月 なし
8月 なし
9月 嘔吐
10月 急性上気道炎、虫さされ、性病
11月 ウイルス感染症、急性細気管支炎
12月 打撲症
なんか結果だけ見ると、病気関係なくね? っていうのもチラホラ見受けられますね。虫さされとか打撲とか病気じゃないしな。嘔吐って別の原因あるだろ・・・。
まぁ、それは兎も角として、この結果によると、最も病気にかかりにくいのが5月生まれの人。逆に最も病気にかかりやすいのが10月生まれの人だそうです。
ただ、これらの結果は、あくまでもニューヨークの医療データベースが元になっているため、必ずしも全ての人に当てはまるとは考えにくいんですよね。
ニューヨークは確かに幅広い人種の人々が集まっている街ですが、季節による環境の変化というのを加味すると、土地によって得られる結果が大きく変わるんじゃないかと思います。
重要なのは、誕生月と疾患リスクの関係を調べる計算方法なので、日本のどっかの大学病院がこの計算方法を採用して計算してみてくれることを期待したいところですね。
via. J-CASTテレビウォッチ / ScienceDaily / Columbia University Medical Center