モバイル対応が超重要になる! Googleがモバイル非対応だとサイトランキングを一層下げると発表
2014年頃からGoogleは、ウェブサイトをモバイルデバイスからも見やすくするよう、ウェブサイトのパブリッシャーやデベロッパーに推奨してきました。2015年からはモバイル対応の可否を検索のランキングシグナルに含めることが発表されたのは記憶に新しいところ。今回、それをさらに強化し、非対応サイトのランキングを一層下げていくと発表されました。
Photo:Google By Open Grid Scheduler / Grid Engine
Googleウェブマスター向け公式ブログによると、
Googleでは昨年より、サイトがモバイルフレンドリーかどうかをモバイル検索でのランキング要素の一つとして使用し始めました。この5月からは、当該ランキング要素の効果を高めるアルゴリズムのアップデートを段階的におこなっていきます。このアップデートにより、モバイルでも見やすいページが検索結果でさらに多く表示されるようになります。
とのことで、2016年5月から段階的にアルゴリズムのアップデートを実施していくことが明らかとなっています。
「いまどき対応してないとか、もうないでしょ?」
と思う人もいるかもしれませんが、これが意外に対応しないままというケースが結構あるものなんですよ。特にメーカーサイトやコーポレートサイトに多い傾向でしょうか。
さすがに名だたる大企業にもなれば、早々に対応されているところがほとんどなんですが、中小企業などが時流に乗ってとりあえずサイトを作って公開したケースなどでは、作った当時のままというのも珍しくはないですし、それ以外にも悪徳業者の甘言に引っかかってリース契約のサイトを発注したはいいものの、モバイルサイトへの対応など当然されていないケースも結構多いです。
まぁ、こうしたサイトに関しては、そもそもウェブを端から頼りにしていなかったり、ウェブへのリテラシーがなさすぎて活用するに至っていないので、そもそもモバイル対応ってなにそれ美味しいの? という頭にもなっていないんだろうなと思います。
上記のようなケースについては置いておくとして、問題はきちんとモバイルフレンドリーなサイトにできているかどうかという点。
最近は多くのパブリッシャー、デベロッパーによって、モバイル対応が標準化されているわけですが、技量が未熟でイマイチ対応しきれていないケースというのも、たまに見かけることがあります。
こうしたサイトはもしかしたら、ランキングシグナルの強化による影響を受ける可能性があるかもしれません。
2015年、ランキングシグナルに含まれることが発表された際に書いた記事でも紹介しましたが、モバイルフレンドリーテストを使って、トップページだけでなく、いくつかのコンテンツページも合わせて検証しておくことをオススメします。
もし対応できていないという場合は、今のうちから完全対応を目指して動いておくべきですよ。