2012年中にソフトバンクがデータ通信プランを定額制から従量制へ移行するかもしれないという話
なんかソフトバンクがデータ通信の料金体系を定額制から従量制へ、しかも2012年中に移行するらしいっていう話が出ていますね。
たしかにスマートフォンが各キャリアのメイン端末になりつつある現在、3G回線のトラフィックが増えまくっているせいで、このままいけばパンクするとも言われていますし、回線維持のためには仕方ないのかもしれません。
「いずれそういう(定額制ではない)料金体系をとらないと、90%以上の利用者にご迷惑をかける」と話し、従量制への移行も場合によってはやむなしとの考えをにおわせた。
via. 孫社長もにおわせた従量制移行 データ通信量増大で「定額制」ピンチ (連載「スマートフォン革命」第5回) (1/2) : J-CASTニュース
この話の元になっているのはどうやら1/5に更新されたこの記事のようですね。つってもこの発言自体2011年7月末のものですが。
ただ、実際問題としてトラフィックの増大というのは事実。
総務相移動通信課によると、スマートフォンのトラフィックは従来のフィーチャーフォン(ガラケー)のおおよそ24倍にもなるとされており、今後ますますスマートフォンが普及することで、3G回線ではトラフィックを支えきれなくなる懸念があるとされています。
米国の移動体通信事業者は、2010年以降に定額制から従量制に移行しはじめていて、日本でもそれにならってデータ通信は定額制でなく従量制にすべきじゃないだろうか? という話は出ていましたし、仮に2012年中に日本でも従量制プランがメインになったとしてもおかしくはないんですよねぇ。
とは言え、キャリアとしてはトラフィックの増大を解消するために、別の方法を採ることも視野に入れていますよね。
docomoはLTEサービスの「Xi(クロッシィ)」を2011年末からスタートさせてますが、これもある意味で3G回線へのトラフィック集中を緩和する目的があります。
また、従量制への移行を示唆するソフトバンクも、東京メトロ全線の駅構内における無線LANサービス提供をスタートするなどしていますしね。
とは言え、確実に2012年中に料金体系の移行が行われると決まった話ではないと思いますが、いずれどこかのタイミングでそうなることも考えつつ、ユーザー的には無線LANをうまく活用するなど、使い方を工夫していく必要はありそうですね。