雑誌「小学三年生」と「小学四年生」が2012年3月号で休刊
あらまぁ。
小学館の雑誌「小学三年生」と「小学四年生」が2012年3月号(2月発売)で休刊の運びとなったそうです。子供の頃に買ってもらっていた雑誌だったので、なんだか寂しいような。
昨年くらいでしたっけ? 兄弟誌の「小学五年生」と「小学六年生」も休刊に追い込まれてしまいましたが、それに引き続いてまたもや・・・という感が拭えませんが、これも時代なのかもしれませんね。
「小学三年生」は1924年に、「小学四年生」は1923年に創刊された、非常に歴史のある雑誌。
1923〜1924年ですからね。余裕で80年以上も発刊され続けてきた、雑誌界では生き字引的な存在じゃないでしょうか。多分。
最盛期には100万部近い発行部数だったのが、ここ最近では2〜4万部にまで減少。ここまで落ち込んでしまうと休刊もやむなしだとは思いますが、単純に発行部数の減少というよりも、対象層である小学生の変化というのも休刊の要因なのではないかなぁと思います。
インターネットが小学生にとっても身近なツールとなったことで、小学生でさえ解らないことがあれば検索をするという行動をするようになってきています。その分、ネットの情報に触れる機会も増加しているわけで、あまり紙媒体にこだわらなくなってきたのかなと。
また、最近は小学生の趣味も多様化していますから、それに伴って細分化・専門化していかないと彼らのニーズに応えられなくなってきているのかもしれません。特に雑誌「小学生」シリーズはその年代の総合誌的な位置づけでしたから、余計にそのニーズに追いつけなかったのかもしれませんね。
僕なんかが子供の頃は雑誌の内容もさることながら、毎月付いてくる付録に心躍ったものですけどね。今のおこちゃまたちはああいうチープな付録には興味さえ示しそうもないですから・・・。
もしかしたら、ニュージェネレーションな小学生のニーズに応えられる細分化・専門化した内容を抱えたポータルサイトにしたほうが、受け入れられたりするんですかねぇ。
なお、「小学一年生」及び「小学二年生」については、来年度も続刊されるとのこと。こちらも近い将来休刊の可能性はありますが、小学館には歴史ある雑誌を発刊し続けられるよう頑張っていただきたいところです。うちの姪っ子も来年には小学生になりますし。
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