「アップデートされない放置アプリは削除」とAppleさんが宣言したようです
うん、これはやるべきですよ。
Appleが現在提供されているアプリのうち、アップデートもされずに放置されているアプリを、ユーザビリティの向上のために排除していくことを打ち出したそうです。
App Storeがスタートして以来、アプリは増える一方ですからねぇ。
Photo:Apple Store – Fifth Avenue By Jorge Lascar
アップデートされなくなるのも、開発者・提供者側でいろいろな理由があってのことだとは思う(そう信じてあげたい)んですが、そもそもOSもアップデートされているわけで、そのたびにさまざまな仕様変更もあったりします。
アップデートされずに放置されるようになってしまうと、最新のOSでは動かなくなってしまったり、動いていても挙動が怪しかったりするケースもありますからね。
ユーザー側としては、アップデートされずとも使い込むのは、やっぱりそのアプリに惚れ込んでいるからというのもあるので、できればアップデートしてほしいというのが本心でしょう。
さて、アプリを排除していく方針を打ち出したAppleですが、排除条件として、
- 最新OSに対応できていない
- 現在の審査基準にそぐわない
の2つを主なものとするようで、これに該当するアプリを検出し、開発元に通知。
通知後30日以内にアップデートが行われない場合は、App Storeから消すという流れになるようです。
見つけたら即時駆逐というわけではありません。それやったらさすがにいろいろなクレームも出るでしょうから、当然といえば当然の流れですね。
アプリネームの文字数制限も設定される
で。個人的にはこっちのほうが結構重要な気がしてるんですが、提供されるアプリ名の文字数にも制限をかけることが明らかになっています。
App Storeにおける最適化対策、いわゆるASOってのがありますが、そのひとつに、検索で引っかかりやすくするために、アプリネームを無闇矢鱈に長くするという方法がありますが、これを抑えこむために50文字までという制限をかけるようです。
まぁ、これはねぇ・・・。本来のアプリ名よりも前に、なんか説明的な概要文みたいなのを入れられていたりすると、もう何のアプリなのかもよくわからんですからね。
そもそものネーミングに失敗して「このままじゃいかん!」と思ったのかどうかは定かじゃないですけど、手法としてはダサいし、ユーザビリティも悪いし。
前々からどうにかならんかなぁコレ・・・と思っていたので、今回の制限については正直喜ばしいです。
何よりアプリネームが長すぎて、ブログでアプリ紹介したときに、思った通りの表示にならない! みたいなところもあって、たまに凄いことになってるブログの記事とか見かけることがあるので、そういうところにとっても嬉しい対応なんじゃないかと思いますw
App Storeから削除されても
アプリが排除されてしまった場合でも、当該アプリをダウンロード済みで利用しているユーザーには、直ちに影響があるわけではありません。
端末にダウンロードされている状態であれば、問題なく使い続けることも可能です。
ただ、排除後に端末から当該アプリを削除してしまった場合は、そのアプリを再びインストールするということができません。
App Storeからなくなるわけですから、それは仕方のないことですね。
取り組みは現地時間の9月7日から開始
新しいiPhoneが発表される9月7日(現地時間)から、放置アプリに対する措置を開始するとのことです。
開始のタイミングで各デベロッパーへの通知を行うのか、それともすでに1ヶ月前に通知済みで、開始直後からアプリが排除されるのかはわかりませんが、徐々に目に見える形でApp Storeのアプリラインナップも変わっていくのではないかと思われます。
Source / RBB TODAY