au、5月末に発生した通信障害の対象ユーザーに700円の返金を決定
700円を高いと見るか安いと見るかはそれぞれでしょうけど。。
先月末、auの東京、神奈川、山梨の一部ユーザーに発生した通信障害・音声障害。今回、提供者側として責任を取るという形で、対象のユーザーに対し7月以降の請求金額から一律700円を減額することが決まったそうです。
auの発表によると、先月末の障害発生は5/29〜5/30の両日で計120万人のユーザーに影響が出たとのことでしたから、単純に計算すれば8億4000万円が減算に割り当てられるということですね。
うーん、一人頭で考えれば大したことなさそうな額ですけど、全体で見ればそこそこの痛手。とは言え、利益が桁外れですから、別にこれくらいはどうってことないのかもしれませんけど。
ただし、ユーザーへの返金対応だけで今回の問題は終了ってことではありません。
今回発生した通信障害は、LTE基地局制御装置(MME)というものに起因しているんですが、今期中にこのMMEなどに対して300億円の追加投資を行い、機能安全を確立していくとのこと。
また、そのために田中社長を本部長とした「LTE基盤強化対策本部」を新設。今後の再発防止に務めていくそうですよ。
明日発表と見られる「iPhone5S」も、秋頃の発売になるだろうとはいえ控えていますし、それまでにしっかりとした改善がないと、既存ユーザーも離れかねないことを考えると、ある意味この時期が正念場なのではないかと思われます。