Facebookがロゴのタイポグラフィをすこーしだけ変更してた件
Facebookが、この10年ほどではおそらく初めてとなるタイポグラフィロゴの微調整を行っていました。いつの間に・・・。
新しくなったロゴの変化はそこまで大きくないんですが、ロゴを見て受ける印象は大きく変わりそうですね。
上がこれまでのロゴ。下が新しいロゴです。
全体的に文字間が広めになり、丸みを帯びています。「a」の字形が頭の出ていないものに変更され、「b」も太さに変化のあるものが選択されています。
旧ロゴは「Klavika」というフォントがベース。
個人的に好きなフォントで、デザインするときにちょいちょい使ってました。
新ロゴは社内デザイナーとProcess Type Foundryのエリック・オルソン氏によって手がけられたとのことで、モバイル端末からも読みやすいよう配慮されたものに仕上げたそうです。
Facebookが誕生した10年前とくらべて、格段にモバイル環境からのアクセスが増えてますから、今の時代を背景にデザインするなら、やっぱりそこを念頭に置いて進めますよね。
Facebookでクリエイティブディレクターを務めるジョシュ・ヒギンズ氏曰く、
「Facebookのロゴを初めてデザインした2005年当時、創業したばかりだった我々は、一人前の風格を備え、まともに取り合ってもらえるようなロゴを作りたいと考えていた」
「現在は確立した地位にあるため、よりフレンドリーで親しみやすい現代的な感じにロゴを変更することにした」
と、このような理由もロゴ変更の背景にあるそうです。
新ロゴの丸みは、フレンドリーっぽい印象を与えるのに一役買ってくれそうな感じなのは確か。
でもやっぱり従来のロゴでも良かったんじゃないかなーと思うのは僕だけでしょうか・・・。まぁ、変わらないものなんてありませんからね。こういうのも致し方ない。
「f」と「k」には従来の「Klavika」っぽさは残っているので、タイポグラフィを見るときはそこだけに集中しようそうしよう。