【速報】Instagramにビデオ機能搭載! 15秒動画に13種のフィルターをかけて共有できるよ!
登場して以来、写真共有サービスとして多くの人から人気を博してきたInstagram。数日前からビデオサービスのリリースが噂されていましたが、その噂通り新たにビデオ機能が最新バージョンとなる4.0.0に実装されました。
15秒の動画撮影と13種のビデオフィルターが搭載されています。
Instagramは写真共有の姿勢を崩さずにこれまで歩んできましたが、昨年末辺りからアクティブユーザーが減少するなど、多少その人気に影を落とし始めていました。
ところが「Vine」は登場以後、凄まじい速さで人気を獲得。
もともとソーシャルビデオ共有は、今最もアツいTwitterの「Vine」のスタート以前から、「Viddy」や「Cinemagram」「Socialcam」といったところが提供していましたが、「Vine」の影響によって、これら他サービスを含むソーシャルビデオ共有全体の人気も急速に拡大。
この流れを見る限り、Twitterの「Vine」への対抗策として、今回のビデオ機能が搭載されたんじゃねーの? と思いますけど、実際2011年頃には「ビデオ機能の搭載はありうる」とInstagramの共同ファウンダーであるケビンが話していたこともあって、おそらくそれ以前からビデオ機能の搭載は視野に入っていたのではないかなと思います。
この時期のビデオ機能の搭載は、急速拡大していく「Vine」に対抗するため、という目的も当然あると思いますが、何よりFacebookのリソースが利用可能になったというのも大きな理由なんじゃないでしょうかね。
実際にビデオ機能を使ってみたよ
というわけで、アプリを最新バージョンにアップデートして、搭載されたばかりのビデオ機能を実際に試してみました。
アップデート後にアプリを立ちあげて撮影画面に行くと、シャッターアイコンの右側にビデオアイコンが表示されるようになっています。こいつをタップすると、
こんな画面に遷移しますよ。
動画撮影のやり方は基本的に「Vine」と同じですね。赤いビデオ撮影アイコンをタップしている間だけ回るようになっています。
ビデオの収録時間は最大15秒。15秒に充たなくても、良きところで撮影をストップして次のステップに進むこともできます。
なお、ビデオはmov形式で端末にも保存され、画角はInstagramの写真と同じく640×640のスクウェアスタイルとなっていますよ。
ビデオ用に搭載されているフィルターは全13種類。
いずれもInstagramの世界観をしっかりと持った良い感じのフィルターばかり。
「Viddy」や「Socialcam」も利用していましたが、Instagramのフィルターと比較してしまうと、あれらはちょっとフィルターがあざといというか、微妙に思えてきますね。
フィルターだけでも他のサービスと差別化が図られてるなぁと思ったんですが、これが最大の差別化のポイントになるかもしれないです。
フィルターに続くステップで、カバーフレームが設定できるんです。
なぜか「カーバーフレーム」とかちとおかしなことになってますけど。。
要するにInstagramのフィードに表示される際のフレームを指定できるんですね。
と言ってもアプリの設定で自動再生をONにしてると、そこまで意味ないんじゃ・・・という気がしなくもないですけど、これまで写真だけできたInstagramユーザーにしてみれば、フィード上に表示するとき、動画の中で最もいいシーンを最初に見せておきたい心理が働くのは当然と言えば当然の流れ。正直、これはウマいと言わざるを得ませんよ。
惜しむらくは、動画の共有周りでしょうかねー。シェアできるサービスにYouTubeが加わってくれていれば良かったんですが、残念ながら最新アップデートでは含まれていませんでした。
というのも、今のところ共有した動画が直接再生可能なのは、アプリのフィード内、Instagramのウェブサービス上、そしてFacebookのタイムライン及びニュースフィードに限られているんです。
Facebook上だと、このようにプレーヤーが展開されて動画が再生されます。
インラインで再生可能なのはとてもいいと思うんですが、通常Facebookに投稿されたビデオと異なり、Facebookの写真アルバム内にある動画の中にも入りませんし、同じくアルバム内の「Instagram Photos」の中にも入らないんですよね。なんでだろ。
今後、何かしらの対応が行われるかなぁとは思うんですが、そんな仕様のためかFacebookを経由する動画の埋め込み機能は使うことができません。
もちろんInstagramにも埋め込み機能はないので、そうなると動画をブログ記事などに埋め込む手立てがないに等しいんですよね。このあたりは「Vine」の方に利があります。
とりあえず今のところ、カメラロールに投稿した動画が保存されるので、別途YouTubeにアップロードするなどしていくしかないですね。
だからこそ共有のところにYouTubeが加わってくれるとありがたいんですよ。
しかし、YouTubeだとスクウェアサイズで埋め込みできるわけじゃないので、可能ならやっぱりオフィシャルでEmbed機能を実装してくれるのがもっとも嬉しいわけで。
今後の進化を期待したいですね。まぁとりあえず使う分には「Vine」よりもいいかもなーと思っているので、しばらくいろいろビデオで遊んでみたいと思います。