ブクマ同期「Fenrir Pass」を実装した「Sleipnir for Mac」β版
先日ファーストインプレッションを書いた、タブブラウザ「Sleipnir for Mac」のα版。あれから1ヶ月半を経て、早くもα版からβ版へとバージョンアップされました。
α版のファーストインプレッションとしては、洗練されたUI、ブックマーク管理の捗るFenrir FSが目を引きましたが、β版ではブックマーク同期サービス「Fenrir Pass」が実装されています。
いやー相変わらず洗練されたUIですねー。シンプルでありながらパッと目を引くアクセント的なタブデザインといい、デザイン性を重視するユーザーの心を掴みそうですよね。
β版になってSafariのブックマークをインポートできるようになった
α版では実装されていなかったのですが、今回のβ版でMacのデフォルトブラウザであるSafariのブックマークをインポートというか読み込むことが可能になりました。
Macユーザーの多くがSafariを利用しているという推定からなんですかね。個人的には早期にFirefoxなどからも読み込めるようになるといいんですけど。
他のSleipnirとブックマークをクラウド同期する「Fenrir Pass」
まぁ、ブックマークを他ブラウザから読み込むというのは、Sleipnirに限らず他ブラウザでも普通に実装されているものなので、特筆すべきものでもないと言われればそうなのですが、今回のβ版では、そうしたブックマークをデバイスをまたいで同期可能なサービス「Fenrir Pass」を実装したのが大きな特徴じゃないですかね。
利用するには、β版を起動後に環境設定から同期タブを開きます。
最初はアカウントを取得する作業が必要です。そのうちSNS連携とかしたりするのかな。
兎にも角にもアカウントを取得後ログインすれば、あとは自動的に他のデバイスで使っているSleipnirとブックマークが同期されるようになります。
他のデバイスってのは、例えばWindows版だったりiPhone/iPod touch版だったりAndroid版ですね。共通したアカウントを使えば全てで同じブックマークを利用できるというわけです。
ただ、残念ながらブラウザに保存されたID、パスワードは同期されない模様。
因みに、Fenrir Passですが、現時点ではまだブックマークの同期しかできないものの、今後の発展によってデータのやりとりやWebサービスのログインといったところにも拡張される予定のようで、将来的にはフェンリルが提供するプロダクトで共通して使えるようにしていく方向だそうです。
取り敢えず、個人的にはプラグイン対応が結構気になるなぁと。なんだかんだでブログを書くのにデフォルト設定なブラウザは捗らないですし・・・。
とは言え、現時点の完成度もかなり高く、今後の正式版登場がより楽しみになってきました。レンダリングもかなり速くてサクサクですしね。