あとで読む「Pocket」がアプリに音声読み上げ機能を追加
“あとで読む”系のWebサービス「Pocket」。
気になった記事タイトルをピックアップしてダーッと放り込むというスタイルで便利に使っているわけですが、この「Pocket」のiOSアプリに、このたび新しく「音声読み上げ機能」が追加されました。
記事を読み上げてくれるだなんて、今以上に便利になりそうな気がします。
最近は多くのWebサイトやブログ、Webメディアで、Pocketへ投げ込むボタンがよく見かけられるようになりましたよね。
当ブログでも設置していますが、結構多くの人が利用してくれているようです。
しかし、意外にこの”あとで読む”という行為が億劫という人が多いのではないでしょうか。実はPocketはボタンを設置しているユーザーは、Pocketに保存された記事の開封率というのを見ることができるのですが、当ブログでも良くて50%程度しか開封されていないんですよね。
あとで読むつもりで保存したはいいけど、なかなか読むまで至らない。
保存した記事を読む時間がないのかもしれませんね。でも、目で読む時間はなくても、読んでもらって聴く時間くらいはないでしょうか?
そう、つい先日アップデートされたiOS版「Pocket」に、音声読み上げ機能が追加されたんです。
これまで、サードパーティアプリを利用しないとできなかった音声読み上げが、純正アプリだけで実現できるようになりました。
記事を開いて右下にある「・・・」をタップすると、「聞く (TTS)」というメニューが出てくるので、それを選べば読み上げが開始されます。
これが再生画面になります。再生速度のは全6段階。個人的に再生速度は一段階遅めに設定するのがちょうど良いですね。
早送り、巻き戻しのアイコンをタップすると、段落単位、あるいは見出し単位で読み上げ箇所を移動させることもできます。
いわゆる合成音声で、ところどころイントネーションが笑えるところもありますが、全体的な評価としてはかなり正確に読み上げてくれます。ほぼ読み間違いもありません。
正直、最初は「どうなんだろうなぁ〜」と疑念もありましたが、実際に聴いてみると、まったく問題ありませんね。いやー、これは便利だわ。
これなら、別の作業をしながらも耳で情報をインプットすることもできますね。作業BGMを聴かずに、これで記事を聴くのが良さげ。
ただ、記事の読み上げは記事ごとに読み上げさせなければならないのがネック。読み上げ完了したらアーカイブされて、次の記事を読み上げるといった自動処理が実現されるといいなぁ。
Android版では3年ほど前から実現されていましたが、ようやくiPhoneでも可能になったということで、音声読み上げのさらなる進化を期待しますよ。