さすが面白法人! 検索結果で選考する「エゴサーチ採用」がおもしろすぐる
やるなーカヤック。こういう採用方法を実施しちゃうとか、しびれるわー。
面白法人カヤックが人材採用にあたり、エゴサーチの検索結果のみを選考基準とする「エゴサーチ採用」なるものをスタートして、ネット上で話題となっております。やっぱり面白法人はおもしろい。
我々、Web界隈で生きてる人にとって、”エゴサーチ”というのはよく知られている言葉だと思いますが、知らないという人のために念のため説明しておくと、
- 自分の名前やアカウント名、ネット上でのみ名乗るハンドル
- 運営しているWebサイトやブログのタイトル
- 発表した書籍タイトルや作品名
といった、自分自身に関わることをGoogleやYahooといった検索エンジンを使って検索し、その評価を確認することを指します。
このエゴサーチによって得られる結果だけ用いて、採用選考を行うというわけですね。確かにWebサイトやブログなどと、ペライチの履歴書を比べたら、圧倒的に前者のほうが情報量が膨大ですから、紙切れからは見えにくい部分も見えやすいのではないかと思います。
応募の際のキーワードは自由。ただし、応募者のことがよくわかるものが検索結果で一番上に来ないといけないという制約があります。
なにげにハードル高くね? という気がしないでもないですが、いっぱしの情報発信者ならそう難しいものではないかもしれません。
ちょっと気になるのは、検索結果から得られた情報と、応募してきた人が本当に同一なのかって、どうやって確認するんだろっていう。
一応、カヤックの人事で全て検索・確認するとのことですが、顔のわかるものもなければ実名すら出していないという場合、なりすましもできちゃうのでは? という懸念があります。
ああ、でもそういう不確かなのは選考段階で落としちゃうのかな。
それならいちいち確認する手間も省けますもんね。実際はどうだか知りませんけど。
聞いた話ですけど、最近の人材採用では書類選考時にFacebookやTwitterのアカウントを持っているか否かを確認し、持っていればそれも確認して、選考に加味するなんてのもあるらしいですね。
特にFacebookの場合、実名前提なので応募者の名前で検索して確認するという採用担当者もいるそうじゃないですか。
そこらへんに掛かる手間を考えたら、「エゴサーチ採用」はかなり効率的。
それでいて、企業と応募者との相性を判断するのに、なかなか適した方法ですよね。
この方法が一般的になるかどうかと言えば、しばらくないだろうとは思いますが、こういう意欲的な試みをしれっとやってのけるカヤックという会社は、ホントすげーっすわw