コレはさすがに起きるわw 振らなきゃ止まらないIoTスマートアラーム「cloudiss」
目覚ましじゃ起きられないんだよね・・・とお嘆きの諸兄にオススメのガジェットが出たんですよ。その名も「cloudiss」。
今回、開発・発売元である株式会社Cerevoさんからサンプリングにて同製品をいただきましたので、お寝坊さんな貴兄のためにご紹介します。
『目覚ましを再定義』したスマートアラーム
「cloudiss」はわかりやすく言えば目覚まし時計。なのですが、デバイスには時計もついてなければ、一見すると目覚ましっぽいデザインでもありません。
というのも、この「cloudiss」はiPhoneと連携することが前提の製品だから。
時計に関してはiPhoneで確認できますし、アラームの設定もiPhoneから行うので、非常にシンプルに割り切ったデザインなのですね。
すごい乱暴な言い方をしてしまうと、ただ鳴るだけのデバイスということ。
従来、iPhoneには目覚まし機能がありますが、この目覚ましの弱点が音の大きさでした。昔からある目覚まし時計と比較すると音が弱く、眠りの深い人の意識を引っ張りだすのは難しい。実際、僕はiPhoneの目覚まし一発ではまず起きられないので、スヌーズよろしく3回くらい間隔を空けて鳴るようにしないといけません。
それと目覚ましを止めるとき、単純動作で音を止めることができてしまうので、そのまま二度寝に陥りやすい。まぁコレはiPhoneの目覚ましに限らず、昔からある多くの目覚まし時計に共通することですけどね。
その点「cloudiss」は鳴ることに特化したデバイスということで、その音量はiPhone 6のアラーム音(MAX)のおよそ3倍。
さらにアラームを止めるためには、かなりの勢いで「cloudiss」本体を持ってブンブン振らないといけません。嫌でも起きて体を動かることになるわけです。
iPhoneのアラーム音量の不満ポイントを補完し、なおかつ二度寝のリスクを極力低減させる。さらに、本体が非常に軽く持ち運びしやすい上に、Googleカレンダーとの連携も可能なので、Googleカレンダーでスケジュール管理をしっかりとやっておけば、自動的にアラームがセットされ、わざわざ二度手間でアラームをセッティングする必要もなくなります。
万人向けの便利さというわけではありませんが、一部のIT界隈の人にとっては非常に画期的なアラームガジェットだと言えますね。
cloudissを開封してみた
こちらはcloudissの外箱。シンプルに銀文字をあしらった感じがおしゃれ。
外箱の蓋を開けてみると、これまたシンプルにcloudiss本体がお目見え。
いやはやほんとアラームっぽさを全く感じさせないデザインですよね。見た目といいサイズ感といい、どこか携帯灰皿を髣髴とさせます。
本体はアルミ削り出しとなっていて、MacBook Proと並べても全く違和感なし。
本体上部の蓋のような部分はウォールナットが使われています。木目が美しい。
何も情報なしにこれだけ見せられたら、絶対アラームだとは思わないでしょうね。
なお、このウォールナットのところをクルッと回転させると、電源のON/OFFやアプリとの接続時に利用する機能ボタン、充電用のMicro USBポートが出てきます。
Micro USBを使ってフル充電すると、だいたい20日くらいは充電せずにそのまま利用できます。わざわざ毎日のように充電する必要がないですし、小型・軽量なのでそのまま旅行先や出張先へ持って行っても邪魔にならなさそうなのはいいですね。
cloudissを初期設定する
「cloudiss」を利用するには、上述したようにiPhoneとの連携が不可欠です。
cloudissを操作するのにも利用するアプリがリリースされているので、まずはそれをiPhoneにインストールします。
インストールしたらアプリを起動します。
初回起動時に、cloudissを登録する画面が表示されるので、cloudiss本体の機能ボタンを長押しし電源を入れると、自動的にcloudissのシリアルナンバーが認識され、自動で接続されます。
これといった手間はないので、まず迷うことはないでしょう。Bluetooth機器を普段から利用してればなおさらサクッと接続までは完了するはずです。
実際に1週間ほど使ってみて
さて、とりあえずこの1週間ほど、cloudissを使ってきましたが、まず本当に起きられるのか? という点で言えば、
まず間違いなく起きられます。
音量設定を最大にして使っているため、とにかくアラームがどでかく鳴り響く。
初日は警報かと思ったくらいで、大げさでも何でもなく心臓にドキリと来たくらいの大音量。壁の薄い住まいだと、近所迷惑になりかねないかもしれませんw
いつも一緒に寝ている愛息子・ロキがあまりの音量に驚いてテンションMAXになってましたからね。怖かったんだろうなw
まぁ、音量や時間設定についてはアプリ側で変更できるので、状況に応じて適度なところを探りながら変更するといいでしょう。変に音量を下げすぎて起きられないんじゃ元の木阿弥ですから。
それでですね。本体を振ることで音を止めるというのは、思った以上に眠気が飛ぶということを実感しました。
起き抜けはさすがに朦朧としてるんですけど、本体を握りしめて振ることで、だんだんモヤが晴れ「あ、起きて準備しなきゃ」っていう意識が働きます。
大音量と強制動作のコンボ。これは効きますなぁ。
あ、あと思った以上にGoogleカレンダー連携は便利っぽいです。まだそこまで使い込んでないのと、大概予定は午後に集中させるスタイルなので、あんまり利用シーンがないんですけど、カレンダーの予定をベースに2時間前にアラームを鳴らしてくれるので、非常に助かりそうな予感ですね。
寝坊しまくりでめっちゃ上司に怒られてるという人でしたら、購入してみることをオススメしたいところなのですが、存外価格設定がお高いんですよね。
12800円(税抜)ですもん。なかなか「買うべき」とは言えないw
とは言え、会社勤めなのに起きるべき時間で起きられず、それが積もり積もって首切り確定なんてことになってしまったら、それこそ生活が立ちいかなくなるわけですから、本当に深刻な状況にある人は買ったほうが良いと思います。
それに、この価格出して起きられなかったら・・・という強迫観念めいたものも働いて、より起きられるのではないかとw
ちょっとした不満ポイントもあるっちゃある
1週間使う中で見えてきたものもあります。まぁ不満ポイントです。
といってもそこまで深刻ではないですけど。
大音量であることがひとつのセールスポイントですが、鳴り始めで最大音量ってのは結構きっついのかなと。いわゆるステップみたいな感じで音量弱→音量強への段階的な鳴り方をしてくれると、一緒に寝ている愛息子を驚かせずに済むんじゃないかなと思うのです。
それとサウンドの選択肢ですかね。今のところ3パターンしかなく、iPhoneに保存されている音楽を指定するとか、そういう機能は実装されていません。
個人的には別に音楽を指定する必要性はあんまり感じないのですが、せめてサウンドパターンはもう少し増えるといいですね。機械的なブザー音だけでなく、アナログな目覚まし時計っぽいサウンドとか。
ファームウェアの更新で対応可能なのかどうかはわかりませんが、今後そうしたユーザー要望を反映したアップデートがされていくと面白そうなので、Cerevoさんにはぜひ検討してもらいたいなぁと思います。