Movable Typeユーザーは新しく出た修正パッチを必ず当てとけっていう話
Firefox 16ユーザーがMTでの更新時に、カテゴリを選択できなくなったという不具合が発生。その修正パッチがリリースされました。
将来的なことを踏まえての話ですが、MTユーザーは今回リリースされた修正パッチを必ず当てておくのが無難かもしれないっていう話です。
というわけで、修正パッチがリリースされました。
これはFirefox16以降のブラウザで、ブログ記事編集画面でのカテゴリ選択、ウェブページ編集画面でのフォルダ選択、アイテムアップロード画面でのフォルダ選択などをしようとすると、それができないというバグに対応したものです。
一見すると修正パッチの対象はMTの指定があったバージョンを使っていて、なおかつFirefox16以降をメインブラウザとしているユーザーとも思えますが、実はこれ、メインブラウザがFirefox16以降でなくても、対象指定バージョンのMTを利用しているなら当てておくべきかもしれません。
というのも、今回の不具合はHTML5 Microdata DOM APIに絡んだものであるためです。
Firefox16からMicrodata DOM APIに対応したのですが、その際に追加されたプロパティにitemID
というのがあります。
実はこのプロパティ、MTで各要素に付与される独自プロパティと同じ名前で、これに起因してバグが発生していました。
おそらく今回の修正パッチではこの独自プロパティの名称を変更するといった措置が取られているのではないかなと思います。
このMicrodata DOM APIですが、今後、SafariやChromeなどでも実装される可能性があり、そうなった場合、今回の修正パッチを当てていないと同様の問題に直面することになりうるわけですね。
そうしたことを未然に防ぐ意味でも、Firefox16をメインブラウザとしていないユーザーもパッチを当てておくべき、というわけです。
というわけで、修正パッチは以下にて配布されています。パッチの当て方も以下で説明されているので、それにそって対応するようにしておきましょう。