Twitterへ写真投稿する老舗サービス「Twitpic」が突然の終了を発表
突然すぎる。。
Twitterに写真を投稿できるサービスとして、Twitterにまだ写真投稿機能がない頃にリリースされた老舗サービス「Twitpic」が、突然サービスを終了すると発表しました。
数千万単位のユーザー数を抱えているだけに、この発表は衝撃的ですね。
サービスがリリースされたのは、日本でTwitter第一次ブーム到来をした翌2008年ごろ。当時Twitterには写真投稿の機能がなかったため、このサービスの登場は、ある意味でTwitterのユーザー数増加の起爆剤にもなっていたのではないでしょうか。
その後、いろんな類似サービスも登場しましたし、本家Twitterでも写真投稿の機能が実装されましたが、老舗サービスということもあり廃れることもなく、現在もなお凄まじい数のユーザーによって利用されています。
そんな「Twitpic」が突然のサービスクローズを発表。終了予定は2014年9月25日と、もうあと1ヶ月もありません。
しかもすでに一部のデータはアクセスが不能なのか表示されないという話も。
サービス終了の原因は商標トラブル
さて、そんな突然の終了ですが、原因は本家Twitterとの間に起きた商標トラブルだそうです。
2010年頃にTwitterは登録商標の改定をして結構シビアな感じになったのは、よく知られているところですよね。
公式ブログの発表によると、実際Twitpicも本家Twitterから商標を理由にサービス名称の変更を迫られており、「名称を変更しないとTwitterのAPIにアクセスできないようにするぞ!」と脅迫もとい要求をされていたそうです。
Twitpicとしてはなんとか要求をはねのけたかったようですが、今や世界的大企業となりおおせたTwitterに対抗していくだけのリソースはないということで、今回のサービス終了という苦渋の決断を下したとのこと。
圧力に屈して致し方なく終了するという流れではありますが、なぜそこまで頑なにサービス名称を維持しようとしたのか。サービス的には名称を変更してでも継続することが望ましかったのではないのか? と思うところではあります。
邪推してしまうと、サービス的な継続が困難なほどビジネス的にうまくいってなくて、これを契機に終了させるという選択をしたんじゃねーの? っていう。
まぁ、そういうことはないんでしょうけど、なんとも残念な話ではあります。
バックアップツールは提供される模様
さて、古くからあるサービスだけにTwitterユーザーもかなり多くの写真をTwitpicに投稿してある状態だと思います。
サービスの終了とともに、当然ですが投稿されている全データは抹消され、アクセス不能になるわけですが、ユーザー的には投稿データをバックアップしておきたいところです。
今のところ具体的なスケジュールは示されていませんが、一応投稿した画像は一括でダウンロードできるようにしてくれるとのこと。
環境が整った段階で公式ブログにてお知らせがあるのではないかと思います。