東京メトロのベビーカールートチェッカー「ベビーメトロ」が本格稼働決定
ほほう。これは朗報。
東京メトロが運営するベビーカールートチェッカーサイト「ベビーメトロ」が、2019年8月1日以降、実証実験ではなく本サービスとして稼働することが決まったそうです。ベビーカーで電車移動するとき、ホントこういう情報が必要なので、東京メトロ公式で提供してもらえるようになるのはありがたいですね。
ベビーメトロ とは?
上述したように、「ベビーメトロ」は東京メトロが公式に運営するサービスで、利用したい駅名で検索すると、
- 地上から駅のホームまでエレベータで移動できるか?
- 他路線への乗換にエレベーターが使えるか?
- ホームベンチやオムツ替えスペースがあるか?
といった、該当する駅の情報を確認することを可能にしています。
2018年3月末に公開され、以降は提供情報やデザイン面について検証を行う実証実験として継続されてきましたが、今回ユーザーからの好評価も得られたことで、本サービスとして継続が決定。2019年8月1日から本格稼働することが決定しました。
欲しい情報がまとまっていて使いやすいかも
1年以上の実証実験に基づいているからか、駅ごとにまとめられている情報は、思っていた以上に見やすく、欲しい情報がしっかり掲載されています。
駅情報はもとよりですが、個人的にはやっぱり構内図が手元でサクッと確認できるのがありがたいかなと。
こういう渋谷みたいなダンジョン駅ともなると、構内立体図の有無は、ベビーカーで移動となると死活問題に等しいですからね。手元で確認できるのは大事。
駅によっては授乳室とかもあると思うので、そのあたりをもう少し詳しく掲載してほしいなとは思いますが、そのうち改善されていくでしょうか。
高齢者や身体の不自由な人も活用できるサービス
エレベーターを必要とするベビーカーをご利用のお客様、ご高齢のお客様、お身体の不自由なお客様等にご活用いただきたいと考えました。
https://www.babymetro.jp/news.html
東京メトロも上のようにコメントを出していますが、たしかにベビーカー利用者のみならず、高齢者、あるいは身体の不自由な人、妊婦さんといった人たちには、ぜひとも活用してもらいたいサービスではありますよね。
ただ、そうした対象となる人たちすべてに、このサービスの存在自体が伝わっているかどうか、またサービスを利用する環境にあるかどうかといった問題もあります。
特に高齢の人たちは絵地図よりも文字地図のほうがわかりやすいということもあるので、端的にまとまった情報が必ずしも全年齢で使いやすいわけではないんですよね。
東京メトロさんにはそのあたりも踏まえたサービス展開をお願いしたいところ。
常に情報が更新されることも重要ですが、スマホを持たない高齢者も多いですし、ベビーカー利用でも、場合によってスマホより紙のほうが便利なシーンもあるので、四半期に一回くらい更新する紙版のハンドブックとか作って配布したり、あるいは安価に販売するというのも必要ではないかなと思います。