「フリーランスDB」をフリーランス協会が公開 協会員のフリーランスが探せるサービス
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が、協会の会員であるフリーランサーを検索可能としたサービス「フリーランスDB」をリリースしました。
仕事を依頼したい企業などが、フリーランス協会の協会員という、ある程度身元が担保されている人たちから探すことができるようになります。
フリーランス協会員を探せるデータベース
「フリーランスDB」で探すことができるフリーランスの人材は、すべてフリーランス協会に会員として加入していることが前提になっています。
ただし、探せるのはプロフィール公開を選んだ会員のみとなっており、ここで検索できる人が全てではありません。
実は、僕自身もフリーランス協会の一般会員として加入していて、今回のフリーランスDBには先駆けて公開設定をしていたのですが、会員個別のページは上のようになっていました。
フリーランサーのプロフィールアイコン、カバー画像、プロフィール情報、職種、コンタクトリスト、所有スキル、使用ツールなどをまとめて確認することができるようになっています。
クライアントとなる側からすると、このあたりの情報がいかに充実しているかが、仕事を頼む際の判断ポイントになりそうですね。うん、ちゃんと充実させておこう。
フリーランス協会員は賠償責任保険の被保険者
単純に機能性や、フリーランサーの数などだけ見れば、クラウドソーシングサービスのほうがいいのでは? と思われるかもしれませんが、クライアントとして安心感が持ちやすいのは、フリーランスDBのほうではないかと思います。
その最大の理由が、フリーランス協会員は全員が賠償責任保険の被保険者であるという点。
フリーランス協会に加入すると、損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和損保、東京海上日動、三井住友海上による共同の賠償責任保険が自動付帯されるのです。
頼んだフリーランスが何某か問題を起こしてしまった・・・なんていう前提の上での話はどうかと思いますが、クライアント側からするとリスクヘッジを考えれば、こうした保険にフリーランスが加入しているかどうかというのは、結構大きなポイントなのではないかと思います。
フリーランス同士の紹介コメント機能
クライアント側がフリーランサーを探す上で、ひとつの情報として使えそうなのが、フリーランスDBで情報を公開しているフリーランサーがつながって、お互いに書くことのできる紹介コメント。
クライアントとしては、その紹介文を本人ではなく他者からの評価情報として、依頼するに足るかどうかの判断基準にできるかもしれませんね。
まあ、登録しているフリーランサーのひとりとしては、周囲のフリーランサーがフリーランス協会にほとんど加入していないので、なんとも利用しづらい機能なわけですけども。
フリーランスDB の公開者は今後増えるはず
フリーランス協会によると、6月14日現在で協会員は2130人、賛助企業は143社に上るとのこと。今のところ、フリーランスDBではその10分の1程度のフリーランサーが情報を公開していますが、今後協会員が増えるとともに、徐々に公開人数も増えていくのではないかと思います。
フリーランスに仕事を頼みたいというレベルから、どんな人材がいるのか知っておきたいという興味レベルまで、いろいろなクライアントさんがいるかと思いますが、一度こうしたデータベースを眺めてみてはどうでしょうか。
なお、フリーランスDBを閲覧するには無料会員登録が必要となります。