オーストラリアン肉料理が堪能できる「ガストロパブ オーガスタス」(東京・渋谷)
2017年最初の新規開拓になりました。
ここそこいろいろな場所で見かけるようになったフリー素材のドイツ人ハーフに声を掛けられ、ご招待いただいたのは「ガストロパブ オーガスタス」というお店。
こちらは都内でもまだ珍しめなオーストラリア料理を提供しているんですけど、肉好きにはかなりオススメです。
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渋谷駅と言っても、一番近いのは新南口。とりあえず渋谷警察署のほうへ行き、明治通り沿いに恵比寿方面へ歩いていく途中のコンパルビルってところの2Fにあります。
なんでも2016年6月頃にオープンしたということで、まだ半年と少しくらいの新規店。ランチもやっているそうで、前述のフリー素材さんはランチ利用が多いとのこと。
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店内の写真は全然撮ってないんですが、ややこじんまりとしているものの、カウンターを備え、ひとりで軽く食べたり、今回のように大人数でワイワイやったりするのもOK。
ちなみに全席禁煙です。
モダンオーストラリア料理の数々
ガストロパブって店名にもありますが、そもそもはイギリス発祥の業態のこと。
高級ビールと食べ物を提供するバーとレストランを兼ねる飲食店といったところでしょうか。
じゃあ、料理もイギリススタイル? となりますが、上述している通りオーストラリア料理・・・厳密に言えばモダンオーストラリア料理というスタイルです。
なので、盛り付け方とかやっぱり洗練されてます。フレンチの味付けとか盛り付けが要所要所に取り込まれているスタイルなので、そりゃそうだよなと。
今回はコースではなく、アラカルトからシェフオススメのものが次々と出てきましたので、ザーッとひとつずつ紹介していきます。
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まずはダチョウ肉のタタキ。
のっけからジビエって感じですが、最近は割といろいろなところでダチョウ肉を見かけるようになった気がしますし、僕は結構好きでよく食べてます。
僕が食べるのって国産が多いんですが、こちらはオーストラリア産のダチョウとのこと。かなりいい肉仕入れてますねー。
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続いて鴨の生ハムとミモレットチーズのサラダ。
シンプルな料理ながらドレッシングの味わいが秀逸。ミモレットチーズの風味がまたよく合っていて美味いです。
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こちらは真鯛のフィッシュ&チップス。
白身魚に真鯛を使っていることも特徴的ですが、素晴らしいのがポテトです。サクサクでホクホク。サクホク。
聞くところによると、ジャガイモを一度茹で、それからラードで150℃という低温で揚げて1日寝かせ、注文時に180℃に熱したラードで揚げているとのこと。
非常に手間が掛かっているわけですが、この目に見えない手間の掛け方があるからこその美味しさなのですな。シェフ素晴らしい。
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いろんな肉食ってますけど、これは初めて。カンガルーのランプ肉ステーキ。
前から食べてみたいなぁと思っていたんですけど、なかなか出してるところへ行く機会がなくて、ようやく念願叶いました。
肉質としてはとても淡白。かと言ってパサパサしているわけではなく、しっとりとした肉汁があり、臭みもなくさっぱりとした味わい。
ミックスベリーの甘酸っぱいソースとの組み合わせが良い一品です。
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お次は豚肉と赤リンゴの自家製ソーセージのグリル。
大きくて太いソーセージは、毎日手作りしているんだそう。ここにも手間を惜しまないシェフの理念がよく表れてますね。
粗挽きな肉の食感もさることながら、リンゴによる甘さ、風味がソーセージの美味しさのレイヤーを一段引き上げてます。
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仔羊のグリル バーベキューソース。
いわゆるラム肉なので、当然のことながらマトンのような臭みはありません。バーベキューソースがラム肉の甘さを引き立てていて、これもまた贅沢な味わい。
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ひゃっほー! ぶどう牛のエアーズロックステーキ!
個人的には久々なぶどう牛。これってオーストラリアのブランド牛ってやつでして、ブドウの搾りかすを食べて育った牛の肉なのですよ。なのでワインとの相性抜群。
オーガスタスにはソムリエが常にいるので、この肉を頼むなら、ソムリエにピッタリのワインを選んでもらうといいと思います。浅知恵で下手なものは頼まないほうがいいです。
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焼きニョッキ ゴルゴンゾーラの軽いクリームソース ローストしたアーモンドとともに。
もっちりとしたニョッキの食感とアーモンドの食感がいい意味で反発してて楽しい一品。ゴルゴンゾーラのクリームソースが両者をうまいこと結びつけてるのも特徴的。
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さて、そろそろ佳境に差し迫ってきました。こちらはパブロバ。
ニュージーランドの伝統的スイーツで、甘いメレンゲと甘くない生クリーム、甘酸っぱいフルーツを組み合わせたもので、軽い口当たりなんですよねー。
見た目と違って結構ヘルシーなスイーツとして、日本でも徐々に知られつつあるようです。
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ラストもスイーツ。温かいチョコレートが流れ出るフォンダンショコラ。
ゆずカードが添えられているんですが、想像以上にコレとチョコレートの掛け算がマッチしていました。清涼な甘さってあるんですねぇ。
シェフの惜しみない手間が素晴らしいよ
どの料理も、シェフが真摯に向き合った結果生み出されているんだなぁということが伝わる皿にあふれたいい店です。とにかく手間の掛け方が凄い。
多分シェフ自身はその手間を手間だなんて思ってなくて、美味しいものを作るなら当然という気構えなのかもしれませんが、そういう店って少ないんですよ。
でもそういう店こそホントに美味いところなわけです。
いや、ホントいい店紹介してもらいました。これからちょこちょこと伺いたいと思います。