お散歩と旅の多言語ウェブマガジン「STROLL」をスタートしました
相方さん(aya.satoh)と「やろうやろう」と言っていたプロジェクトがようやく始動。
すでにFacebookやTwitterでは公開したんですが、このたびお散歩と旅のウェブマガジンをスタートさせることにしました。それも多言語で。
そんなわけで、昨年末〜今年の頭にかけて、えいやっとWordPressのオリジナルテーマをはじめ、多言語化やらなんやら諸々、まるっとこさえてみました。
「STROLL」制作のいろいろ
さて、スタートさせたウェブマガジンですが、その名も「STROLL(ストロール)」といいます。
意味合いとしては「ブラブラする」といったところです。
僕と相方さんがブラブラ歩いて散歩したり、フラッと気の向くままに出かけてみたりするのが趣味なもので、そこらへんからこの名前を付けることにしました。
CMSは前述したようにWordPressを使用しています。まあ、一応WordPress本を出版している身ですし、何よりやりたいことをやろうと思うとWordPressが実現性高いので。
適用テーマは完全オリジナルのものをフルスクラッチしました。デザインなんかも僕が手がけてまして、特に今回はロゴに力いれましたねえ。ニャンコの尻尾で頭文字の”S”を描いてみたり。
多言語化にあたっては、流石にプラグインを使用。
WordPressでは多言語化プラグインっていろいろあるんですけど、今回は「Polylang」を選択しました。プロ版でないとちょっと不満点は残るものの、現状としてはフリー版のまま使っています。
その他にもプラグインは入れていますが、基本的にごく少なめ。
ほぼfunctions.php
に自分で書いて実装するというのは、僕が手がけるWordPressサイトに共通するポイントなので、今回もそのようにしました。
そもそも最初のコンテンツが少ないから、僕と相方さんそれぞれのブログから記事を持ってくるようにしようと思ったんですが、そうすると問題になるのが別ドメインでの重複だったりするわけで、そのあたりをクリアしようと思うと、canonical
タグに元記事のURL入れたりしないといけないわけで、それを実現するとなったらどうやったってプラグインじゃどうにもならんわけですよ。となったら自力で実装するしかないじゃないですか。
とまあ、そんな感じで仕様策定を作りながらしつつ、他にもいろいろと実装しました。
「STROLL」というウェブマガジンについて
そもそも「STROLL」はなぜ出来上がったのか?
最前にも書いたように、相方さんと過ごすようになって、どちらともなく「一緒に何か作りたいねえ」となったのがきっかけです。
相方さんは人生の半分を海外で暮らしてきたバイリンガル。以前は毎日新聞社の週刊英語学習紙「毎日ウィークリー」で編集者兼記者として、現在はフリーのバイリンガルライターとして翻訳や執筆を手がけています。
そんな背景がある相方さんと僕としては、今後のことを踏まえて、もっと海外の人からもわかりやすいフラットな感じのインバウンドなメディアがあるといいんじゃないかな、と。
それに、ウェブ制作やらソーシャルやら、それなりに知見のある僕と組んで何かを作ろうと考えたときに、こうした形に落ち着くのは、ある意味で当然の帰結とも言えます。
すでに多言語型の旅情報メディアとかありますし、日本語での地域系ブログなんかもたくさんありますが、「STROLL」はそこの間を縫うようなかたちで、それらとはまた一線を画するウェブマガジンとして成長させていきたいと考えている次第。
日本人が読んでも、海外の人が読んでも、ちゃんと楽しめる、わかりやすく情報を得られるウェブサイトにするのは当然ですが、趣味だけでやっていくというわけではなく、僕らはフリーランスなので、ちゃんとお金を生むかたちになるようにしていくというのもひとつですね。
個人的には僕も関わっている「MODUL.JP」のようなタニマチ方式にできるといいなあと思っています。まあ実際、そこも想定したデザイン構造にはしてあるので、どなたか「いいところあるよ!」とか「うちやりたい!」とか言ってくれる方とかお待ちしております(_ _;)
多言語だけど翻訳じゃない
多言語型と聞いて皆さん思い浮かべるのが翻訳コンテンツなんですよね。
ところがですね、「STROLL」ではいわゆる翻訳コンテンツを基本やらないという方向で考えています。
というのも、言語が変われば文化も変わってくるわけで、同じ内容を取り扱うにしても、そこに書かれる文章には大きな違いが生まれてきます。
日本人向けに日本のスポットにまつわる歴史を伝えるなら、割とさっくり省略して伝えることも可能ですが、日本の文化をよく知らない海外の人にしてみれば、ただそれを翻訳しても全然伝わらんわけです。細かく、それでいてわかりやすくしなければならない。
そうなると、翻訳コンテンツでは多言語型の意味がないんですよね。そういうことを考えて、「STROLL」では翻訳コンテンツじゃなく、日本語では日本人向けのテキストを、英語では英語圏の人に向けたテキストを、それぞれ執筆していくことにしました。
まあ、場合によって日本語で書いた記事の翻訳記事も入る可能性はありますが、それでも全く同じ意味のテキストではなく、やはりそれぞれに向けた形でテキストは変えていくつもりです。
STROLLをよろしくお願いします!
まだ始まったばかりですが、すでに2018年もプレスツアーに参加し始めていますし、地元含め、都内やらその近郊にもなるべく出かけて取材を重ね、「STROLL」に投下していくつもりです。もちろん、お話があってもなくても、場合によっては地方へも取材に行ったりするなどしていきたいなと。
これまでの旅メディアや旅ブログ、地域ブログとはちょっと違ったスタイルのウェブマガジンとしていきますので、これからよろしくお願いいたします。
FacebookページやTwitter公式アカウント、Instagram公式アカウントもあるので、よろしければそちらもフォローしていただけるとうれしいです。