コレは欲しい! iPhoneをスキャナーにするPFUの新製品「SnapLite」を触ってきた!
物欲が掻き立てられるの来ちゃったなぁコレ。
「ScanSnap」で知られるPFUさんが発表した新製品「SnapLite」。
そのブロガー向け発表会にむねさださん(mu_ne3)に誘われて行ってきました。
実際に製品に触ってきましたけど、これはかなり欲しいです。
デスクライト × iPhone = 高性能スキャナー

ティザーサイトが公開された段階では、どんな製品なのか? ということが明らかにされず各所で話題になりましたが、その実体はiPhoneと連携するデスクライト。
とは言え、そんな単純なシロモノではありません。
なにせあのScanSnapで名を上げたPFUさんですからね。当然この製品だってただiPhoneと連携するデスクライトのわけがない。

ということで、まずはそんな「SnapLite」の概要がPFUの松本さんから説明されました。
iPhoneと組み合わせることで魔法の如きアイテムを!
PFUさんのドキュメントスキャナー「ScanSnap」は現在国内シェア64%、北米や欧州でもシェア55%を誇る超人気製品です。
そんなドキュメントスキャナーの世界を牛耳っているPFUさんですが、専用のハードを用いずに、iPhoneという普段身近にあるデバイスと何か別のアイテムを組み合わせることで、魔法のようなアイテムを生み出せるのではないか? と考えます。
結果誕生したのが、この「SnapLite」です。


点灯するとかなり明るい。フォルムもかなりオシャレ感あるデスクライトですが、

専用のアプリを起動したiPhoneをBluetoothでペアリングした「SnapLite」の上に載せるだけで、

かなり明るく点灯するライトを活かしつつ、ライトに内蔵されているレーザーで撮影範囲を指定してくれるスキャナー台へと切り替わります。
スキャナーアプリは数あれど・・・
iPhoneアプリにはiPhoneをスキャナー化するアプリというのが数多くあります。実際僕も名刺やら議事録やらを取り込むのにいろいろと便利に使っているわけですが、既存のアプリでは成し得なかったことがカンタンにできるようになっているのも「SnapLite」の特徴です。

例えば、こんな感じで複数枚の名刺を既存アプリで取り込もうと思ったら、基本は1枚づつ撮影して取り込まなければいけません。
しかし「SnapLite」の場合、ライトに内蔵されているレーザーガイド内に名刺を配置(整列させなくてもOK)して取り込んでやれば、それぞれ単一のデータとして認識して枚数分バラバラの画像として取り込んでくれるんですね。
A3サイズだって取り込める!
さらに「SnapLite」の場合、ドキュメントスキャナーでもある程度の大きさがないと取り込むことのできないA3サイズのものも取り込むことができてしまいます。
レーザーガイドに合わせて分割して取り込むと、専用アプリ内で継ぎ目がわからんほど精密に合成してくれるんですよ。

これだけ精緻な合成ができるほどですから、傾き補正やトリミングもかなりハイレベル。ほぼ一発でキレイに取り込んでくれます。
以下のオフィシャル動画がどんなことができるか、きれいにまとまっているのでぜひご覧ください。
さぁみんなで触ってみよう!
というわけで集まったブロガーが我も我もと実機をお触りする時間。
ズラーっと並べられた「SnapLite」の実機にブロガーというイキモノが群がりました。




いやー、みなさん心から楽しんでいる。笑顔に溢れてますね。

専用アプリを立ち上げてiPhoneを「SnapLite」の上に載せるとこんな感じ。
やや傾斜がついているので、iPhoneが滑り落ちないようにストッパーが付いております。

複数枚の名刺が取り込めるわけですから、レシートだってまとめてスキャンできちゃいますよ。
「SnapLite」はSDKも公開されていて、外部アプリとの連携も可能。
iPhoneアプリ「ReceReco」が連携表明しているので、取り込んだレシートは「ReceReco」で活用できちゃいますね。

スキャナーということですが、ベースがiPhoneのカメラを使っているので、こんな感じの立体物も取り込むことができます。
これはデザインの幅が広がるよなぁ。普通のドキュメントスキャナーじゃ無理ですもん。

自分の顔を取り込んで遊んでも面白いですよね。

「SnapLite」本体背面にはUSBの差込口があって、ここからiPhoneを急速充電することもできちゃうそうですよ。
リアルやアナログの質感を活かす
さきほど立体物も取り込めると紹介したように、いわゆるドキュメントスキャナーでは難しい、もしくはドキュメントスキャナーをぶっ壊す覚悟がないと取り込む気にはなれないようなものも、「SnapLite」なら容易に取り込むことができるようになります。

ブロガー向け発表会だけのコンテンツとして、グラフィックデザイナーの大西真平氏のトークセッションが行われたのですが、その中で触れられていたようにリアルの質感に優るものはないんですよね。デジタルだけでは実現し得ない質感を取り込むことができるのは「SnapLite」だけが可能なことなんじゃないかと思います。
ロゴが可愛らしいよなぁ

ブロガー向け発表会が行われたのは代官山と恵比寿の間にある某所。
会場は今回発表された「SnapLite」のロゴマークに彩られていました。



こちらのロゴ、見たとおりリスをモチーフに、尻尾が「SnapLite」の頭文字「S」を表しています。うーん可愛らしいロゴだなぁ。
リスをロゴモチーフにしたのはどんぐりを集める習性を持つことから。
「毎日の小さな喜びを集めて仲間とシェアする」象徴として選んだそうですよ。「SnapLite」を使って気軽にスキャンしてみんなと楽しんでほしいという想いが込められているんですね。
僕がSnapLiteを使うなら
便利にサクサクと紙から立体物まで取り込むことができる「SnapLite」。
もちろんそうした使い方はベースになりますが、個人的にやってみたいなーというのは、「SnapLite」を使ったストップモーションの制作ですね。
実機を一目見た時からそればっかり頭に浮かんでて、ストップモーション制作ツールとして活用したいです。
ただ、惜しむらくは対応機種なんですよねぇ。iPhone 4sが非対応なんですよ。専用アプリ自体は起動するし、「SnapLite」ともちゃんと繋がってはくれるんですけど、いざ取り込みとなるとアプリが落ちる。。
かなりメモリを喰う仕様になっているみたいですね。バージョンアップでどうにかできそうな感じはするんですけど、とりあえず現段階では欲しいけど使えないという、なんとも残念すぎる状況です・・・。
購入するには?
さて、ここまで紹介してきた「SnapLite」ですが、気になる価格は12800円(税込)となっております。専用アプリは無料でダウンロードが可能です。
発売日は。Amazon、楽天から購入できる他、東京・原宿のAssistOnや、AppBank Storeの新宿店、渋谷PARCO店、八重洲店、池袋店、うめだ店のリアル店舗でも購入が可能だそう。実機に触れるチャンスもありますね。
なお、初回出荷2000台分に、cheeroの「cheero CLIP」SnapLiteバージョンが付属してくるとのこと。

今回発表会に参加した人にも配られたこちらが付いてきちゃうんですね。
“スキャンする”という行為をとても身近なものにしてくれそうなPFUさんの「SnapLite」。たくさんの可能性を秘めた製品じゃないかと思うので、スキャナーを買おうかなと思っている人にはかなりオススメです。(ただし、iPhone 5以降のユーザーに限る)