「WXR-1900DHP2」 バッファローの最新のWi-Fiルーターここまで速いのか・・・!
1ヶ月以上前になるんですが、Buffaloさんから2015年12月に発売されたWi-Fiルーター WXR-1900DHP2 をギフティングいただいちゃいました。
この1ヶ月間使い続けてみての感想なのですが、とにかく速い。これより前に使っていた機種が古すぎたというのもあるんですが、数年でここまで進化するのか・・・! ととにかく驚愕いたしました。
ルーターを買い換えたいなぁと思い始めたのは、昨年の秋くらいでしたかね。
なんか微妙に調子が悪いなぁと感じるようになってたんですよ。で、いよいよ3月末くらいになって、かなりおかしいことになってしまいました。
それまで普通に使えていたのに、急に回線速度が激落ち。
フレッツ光だというのに推定値が360kbpsですよ。これはどういうことだと。
で、もうこれはあかんなぁ・・・と思って、ルーター買い換えたいとかつぶやいていたら、ギフティングいただける流れに。
言っておきますが、こんなことはそうそうありません。タイミングとBuffaloさんの寛大さあってのことです。
WXR-1900DHP2 を開封してみようそうしよう
いざ開封。箱の中はこんな感じで、各パーツごとに分かれています。
本体とアンテナ、それと台座に電源ケーブル、LANケーブルですね。あと説明書。
組み立ててみました。
ちょっとわかりにくいんですが、想像していたよりも大きい。
旧ルーターと並べてみたところ、これくらいサイズ感が違うわけです。
ちなみに旧ルーターは「WZR2-G300N」というやつで、2007年9月に発売されたモデル。確か購入もその頃だったと思うので、およそ9年ほど使い倒しました。
僕の中では[ルーターのサイズ=WZR2-G300Nのサイズ]という状態。
想定外のサイズでしたが、なんとかこれまでの設置場所と変わらず置くことができました。
簡単に設定が引き継げるのはありがたい
正直言えば、これまでに何度かルーターの買い換えというのは考えたことがあるものの、そのたびに頭を過るのがルーターの再設定。
「面倒くさそうだなぁ・・・」という気持ちが先に立ってしまって、結局見送り続けていました。
ところがですよ。これが今はとてもラクラクになってるんですねー。
Buffaloさんの製品には端末とルーターを簡単に接続設定できる「AOSS」ってのがありますが、これを使うことでルーター同士で接続設定(SSID)を引き継ぐことができるのです。
「AirStation引っ越し機能」というそうで、Buffalo製のルーターのみならず、他社製のルーターでもAOSS/WPSが搭載されていれば利用できる機能だそう。いやー便利になってるんだなぁ。
設定の流れは別途記事にしたいと思いますが、親機同士をAOSSで繋いで、旧ルーターに設定されているSSIDと暗号化キーを引き継ぐことになります。
ただ、このとき注意したいのが、引き継ぎ対象はあくまでもSSIDと暗号化キーのみで、プロバイダーへの接続情報については引き継がれないということ。
そのため、新しい親機に対して、プロバイダーから発行されている接続IDやログインアカウント、認証IDを設定する必要があります。
この手のプロバイダー情報って、欲しい時にすぐ出てこないのが困りものなんですよねぇ。僕も全然見当たらなくて結構難儀しました。どうせならこの辺りの情報も引き継がれるようになるともっとラクなのになぁ。
技術的にはやっぱり難しいのでしょうか。ふーむ。
ちなみに、かなり古めのモデルからの引き継ぎということもあったので、僕は今回引き継ぎ後に新しく5GHz対応のSSIDを作り直しました。
WXR-1900DHP2 の5GHzは安定して速い
さて、もろもろの設定を行って、実際に接続してみたわけですが、いやー古い機種とくらべて圧倒的に速度が違いますねー。快適過ぎる。
旧モデルが不安定になってたこともあるので、きっちりした比較はできないのですが、やっぱり5GHzでの接続が高速です。
ルーターを切り替えてからの比較ですが、旧ルーターから引き継いだ2.4GHzだと推定速度がこんな感じ。
こちらは新たに作りなおした5GHzのSSIDで接続した推定速度。下りがおよそ2倍のスピードになりました。体感的にも速度が違うことがわかるレベル。
5GHzでの接続は2.4GHzと比べて電波の届く距離が短いですが、自宅内で使う分には特に問題もありません。遮蔽物はありますが、作業部屋はルータを設置してあるリビングの隣室ですし、そこまで速度が落ちている感じは受けずに澄んでいます。
ビームフォーミング対応機器は、どこでも安定してる
Buffaloさんのルーターには、「ビームフォーミング」という機能が搭載されています。これに対応している端末はとても限定的なのですが、この機能は対応機器に対して電波を届けることを可能としたもので、家のどこにいてもほぼ変わらないスピードを得ることができます。
対応している端末を使っている場合、実効スループットが最大で50%も向上するという驚きの技術です。
現在メインで使っているiPhone 6 Plusが対応端末ということなのですが、確かに家のどこにいても変わらないスピードが得られています。特に驚いたのはベランダに出た時ですね。以前はベランダだと明らかに速度が落ちていたんですが、それがまったくなくなりました。
ルーターは定期的に新しいものに変えるのが吉
正直言えば、僕自身古いルーターでも「つながってるからまぁいいか」くらいに考えていたところもあり、なんだかんだで9年ほど使い続けてきたわけですけど、やっぱり最新のものに切り替えてみると、その性能差からして「なぜ変えなかったのか・・・!」と悔やんでしまうほどの違いを感じています。
今回、試用させていただく際に中の人に教えてもらったんですが、古いルーターは断続的に複数台接続することが想定された仕様ではないんだそうな。
そういう意味では、Mac2台、Windows1台、iPhone2台、iPad、Andoroid3台、Apple TVにKindle Fire Stick、PS3にDS、さらにはネットワークHDDまで含めれば、その仕様に真っ向から逆らうかのような台数で接続していたわけで、そりゃアホみたいに速度が落ちるのも仕方ないよなーという感じ。
現在のルーターは、そうした複数台の接続にもガッツリ対応した仕様となっているんですね。特に複数台接続はBuffaloさんの得意な分野なのだそうですよ。
見た目的にあんまり変わらなくても、中身はやっぱり凄い進化を遂げてるんですね。先のビームフォーミングなんかはまさにその一端ですし。
ちなみに、今回ギフティングいただいた「WXR-1900DHP2」は、某雑誌がメーカー関係なく人気の20機種をガチ比較するという企画で、第1位を獲得した超実力派ルーターだったりするので、これから買い替えを検討している方にはめっさオススメできると思いますよ。