動画制作やポッドキャストに使えるフリー音源ダウンロードサービス「タダオト」
動画を編集して公開したりしていると、BGMだったり効果音だったりが欲しくなります。昔からそうした音源を配布しているサービスというのは結構あるんですけど、すぐクローズしてしまったり、なかなか安定したところがないのも実情。
ですが、今回新しくベータリリースされた「 タダオト 」が、そんな状況を打ち破ってくれるかもしれません。
ベータ提供を開始した タダオト
ベータリリースされたのは2月12日ということで、まだまだ楽曲は少ないのですが、これからどんどんと増やしていくという話なので、注目しておいて損はないかと思います。ええ。
タダオトを運営しているのは株式会社ondo。
デザイナーでありブロガーでもあり、ミュージシャンでもある友人の大ちゃん(delaymania)が、このサービスを立ち上げたいがため(・・・と言っても過言ではない)に起業したのです。
音源素材はそれぞれ個別のページが用意されていて、会員登録したユーザーによるお気に入り登録数、ダウンロード数、視聴再生数が表示されていたり、BPMやキーなど細かく情報が記載されています。
検索も条件でいろいろ探せるようになっていますし、今後音源数が増えまくったら活躍してくれそうですね。
ユーザーニーズを満たした素材の充実を期待
著作権フリーどころか無料でダウンロードを可能にするサービスということで、どこまで求めるかというのもあるんですが、サービスとして成功するには、やっぱりユーザーニーズがどこまで満たせるか? というのがひとつあると思うんですよね。
既存サービスがなかなか育ってこなかったのも、ニーズを満たすよりも提供者のプライドを満たすものが多かったという印象。
楽曲数が多くそこそこニーズに応えていても、誰でも音源提供が可能で、クオリティが担保されていなかったりというのも多かったです。
後者の点で言うと、タダオトの場合は運営者サイドで信頼しているアーティスト、ミュージシャン、クリエイターに楽曲提供をしてもらうということなので、音源のクオリティについては何も心配がないと言えます。
実際、現在公開されている音源をダーッと視聴してみましたが、どれもこれもいい感じ。「ああ、こういう画に使うといいかもな」という情景が見えるものもあります。そこから考えるに、お気に入りと同時に想定使用シーンなんかをメモできるようになっているといいのではないかと思いました。
さて、肝心なのは前者です。ニーズ。
まぁ、このニーズについては、利用する層によって変わってくるので、そのあたりのセグメント情報を取得できるようにして、そこからいろいろ練って提供していく必要があるでしょうね。大ちゃんは優秀なので、計画的に段階的に進行してくれることでしょう。
ってなわけで、タダオト。YouTuberだったり自主映画制作者、ポッドキャスターなど、様々な現場の人達にとって活用しやすいサービスに成長していくのではないかと思うので、今のうちに注目しておくと良いですよ。