Facebookにハッシュタグ機能がいまさらながらに実装された話
つい先ごろに米Facebookに実装されたハッシュタグ機能が、日本語版Facebookでも実装されましたね。
TwitterやInstagramなど、他のソーシャルメディアではすでにお馴染みなので、ややいまさら感が否めない気もしますけど、それはそれとして便利になりそうかなと。
「ハッシュタグ」って?
初心者向けに「ハッシュタグ」ってどういうものなのかっていうのを一応カンタンに説明しておきましょうか。
「ハッシュタグ」は、「#hogehoge」のように、#記号と任意の文字列で構成されます。
複数のユーザーによる発言に同一のハッシュタグを用いることで、それらをまとめて検索したり、閲覧しやすくさせたりすることが可能になります。
使いドコロとしては、ベタなところだとイベント参加者にイベント側で用意したハッシュタグを含めてもらうとかでしょうかね。
そうすることで、そのイベントへ参加した人たちによってソーシャルメディア上で投稿された内容をカンタンに拾うことができるようになるという塩梅。
まぁ、投稿されたテキストを分類、フィルタリングできるキーワードですね。
基本的に英数字のみですが、サービスによっては日本語もハッシュタグにできます。
Facebookのハッシュタグ機能
今回Facebookに実装されたハッシュタグ機能ですが、すでにTwitterやInstagramといった他ソーシャルメディアではとっくに実装されているもので、正直いまさらようやく実装されたかというのが正直なところです。機能や目的はそれらとほぼ変わりません。
こちらは実際にFacebook上でハッシュタグをつけて投稿したものです。
「#ペパボ文化祭」というのがハッシュタグに当たります。
なお、FacebookはTwitterと同じく日本語ハッシュタグの利用が可能ですよ。
ハッシュタグをクリックすると、モーダルウィンドウで当該ハッシュタグが付けられた投稿を閲覧することができます。
ちなみに、公開範囲を「公開」以外に設定している場合は、通常の投稿と同じくその公開範囲内の人にしか表示されません。
また、このモーダルウィンドウの投稿フォームからは、当該ハッシュタグを自動で含む投稿をすることが可能です。
これまでのFacebookでは、何か共通の話題について投稿していても、それらをまとめて見る方法というのがなかったんですよね。
今後Facebookは、ユーザーが興味を持つ話題やイベント、人、トピックを表示するシリーズを公開していくことが決まっており、その最初のステップとして今回のハッシュタグ機能の実装が行われたようです。
ただし、今のところハッシュタグが利用できるのはウェブ版のみで、iPhone、Android向けのアプリではハッシュタグ付きの投稿はできるもののリンク化されず、それらをまとめて閲覧するといった機能は実装されていません。
このあたりは今後のアップデートで実装されるものと思われます。イベントなんかでの利用を考えると、アプリ側の素早い実装が求められますね。
他サービスからのハッシュタグも有効に
TwitterやInstagramなど、Facebookと連携して投稿を同期している場合、それらのサービス上で付けたハッシュタグも、Facebook上で有効化されます。
ただ、あくまでFacebook上でハッシュタグが有効になるものの、例えばInstagramでタグ付きの投稿を行いFacebookにシェアされたとき、そのハッシュタグをFacebook上でクリックしても、Instagramの投稿のみに絞るといった機能はないため、Facebookやその他のメディアを通して投稿された同一ハッシュタグの発言が表示されることになります。
いずれにしても、今回ハッシュタグの実装がされたことで、FacebookとTwitterを同期して利用している人にはそれなりのメリットになりそうですね。
特にFacebookはTwitterと違ってスレッドとして表示されて見やすいし、自動でハッシュタグが付く投稿も可能なので、後発だけあって利便性も高いかなと。
Facebookでハッシュタグ文化が根付くのは割と速そうな予感です。