「モバツイ」と関連する全サービスが12月14日に提供終了となることが決定

日本におけるTwitter定着の礎を作ったと言っても過言ではない「モバツイ」。
約10年の歴史に終止符が打たれることが発表されました。
独立してすぐの頃に、モバツイ開発者であるえふしんさん(fshin2000)から依頼され、デザインリニューアルに関わった僕としては、何とも言えない物悲しさというか。時代の流れもあることなので仕方のないことですけどねぇ。。

モバツイ

日本でTwitterが利用され始めたのは2007年くらい。当時はまだ日本の利用者は全然いなくて、いわゆるアルファな人たちが「面白いものあるよ」と使い始め、そこから徐々に広がりを見せていきました。本格的に日本で流行り始めたのは2008年春以降なので、いうなれば第一次ブームといったところでしょうか。

この頃、まだフィーチャーフォン(ガラケー)が全盛で、今のように気軽にツイートしたり写真を投稿したりといった機能もなかったんですよ。何より日本語処理がおかしかったんですね。
そこで、えふしんさんがフィーチャーフォンからも投稿できて、写真もアップできるように作ったフィーチャーフォン向けのTwitterクライアントが「モバツイ」(当時はmovatwitterという名称)だったんです。

その後2009年に日本展開されたTwitterはフィーチャーフォンに対応しましたが、すでにモバツイはその地位を確固たるものとして、100万ユーザーに利用される巨大サービスになっていました。僕がデザインのリニューアルを依頼されたのはちょうどこの頃ですね。当時在籍していたIMJを離れ、フリーランスとして独立してすぐくらい。

そもそもえふしんさんとは依頼される以前からお付き合いさせていただいていたんですが、フィーチャーフォン向けキャリア公式サイトを手がけていた経験を買っていただいて、独立間もない僕に振ってくれたのは非常に嬉しかったことをよく覚えています。

このプレビュー版から翌2010年3月の正式リニューアル版公開まで、割と長いこと関わらせてもらいましたし、関連サービスのデザイン制作についてもご依頼いただいたり、当時上梓した僕の初めての書籍「ケータイサイト解体新書」の発売記念イベントでえふしんさんに登壇していただいたりもしたのは、いい思い出です。

このあたりのこともあって、おかげで「モバツイのデザインやった人」というブランディングがされたんですよ。今ではだいぶ薄れましたが、昔からこの界隈にいる人には、未だにそういう認識されてるところがあります。

そんなモバツイが、とうとうサービス終了かー・・・。

すでにjig.jpに売却され、えふしんさんの手を離れていたわけですが、終了となると、多少なりとも関わっただけに感傷的になってしまいますな・・・。
ちなみに本日10月14日時点で、モバツイスコープの新規契約停止、モバツイtouch有償版のダウンロード停止がされており、今後段階的にサービスが停止、2ヶ月後の12月14日にはモバツイの全サービスが終了となるそうです。

2007年から9年。10年という節目が目前のタイミングですが、これも時流ですね。
そもそもTwitterどうなる? みたいなところもあるので、これはこれで美しい引き際といえるのかもしれません。