Facebookが投稿の公開範囲の初期設定を「友達」へ変更すると発表
Facebookで投稿するときの公開範囲が、「公開」から「友達」に変更されることが明らかになりました。
と、こう言われて「公開範囲? なにそれ美味しいの?」とか「え、みんなに私の投稿見えてたの?」とか言ってる人がいたらかなりヤバいです。Facebookを使う前に関連書籍を熟読したほうがいいです。
デフォルト設定が「友達」に
これまでのFacebookでは、投稿の公開設定がデフォルトで「公開」というものになっていました。
Facebookの発表によると、今後新規のユーザーが初めて投稿を行う際に、上のように公開範囲についての通知が出るようになるとのこと。
ここで「公開」を選択しなければ、そのまま公開範囲が「友達」としてデフォルト設定されることになります。
今まではFacebookの仕組みをよくわからないまま始めた人が、よもや全世界に向けて公開される投稿をしているとは思わず、うかつなことをやらかしてしまうケースも少なからずあったようですが、今後はそうしたこともだいぶ減るのではないでしょうか。
ウェブ版のみならず、iPhoneやAndroidのアプリもUI変更を伴った変更を行うようです。現在の投稿画面だと、キーボード上に公開範囲がアイコンとして表示されていますが、将来的にはアイコンと公開範囲名が画面上にバナー上で表示されるようになるみたいです。
アプリよりも先にモバイルウェブ版のほうが先に変更されるのかな。
Facebookの公開範囲とは?
さて、一応おさらいしておくと、Facebookでは近況や写真、動画などを投稿する際に、その投稿を閲覧することのできる人を選ぶことができます。これを「公開範囲」(あるいは共有範囲) と言います。
“投稿する”ボタンの左側に”公開”となっている部分がありますよね?
これが現在設定されている公開範囲を示したものです。
“公開”の状態で投稿をした場合、Facebook上の全ユーザー(12億7600万人)に対してその投稿が共有されたことになります。ぶっちゃけ誰でもその投稿を見ることができる状態というわけですね。
公開範囲には、
- リクエスト承認を経て相互で繋がっている人にのみ投稿を公開する「友達」
- 相互で繋がっていて友達リストの「知り合い」には入っていない人にのみ公開する「知り合い以外の友達」
- 他の誰にも見られないように投稿する「自分のみ」
- その他の友達リストや、特定の人のみなどに投稿を見せることが可能な「カスタム」
というのがあるので、投稿する際にその内容を踏まえて公開範囲を決めていく必要があります。
プライバシー設定確認ツールの提示
また、投稿の公開範囲の変更に伴い、「プライバシー設定の確認」というのが近日中に出るようになるみたいですね。こちらは全ユーザーが対象。
投稿の公開範囲の現在の設定はもちろん、現在利用中のFacebookアプリや、登録してあるプロフィール情報など、プライバシー設定が適用される全てを、順を追って確認・変更することができるようになっているとのこと。
そこそこ長く使っていても、Facebookのプライバシー設定をしっかり理解しないままになっている人も多いですから、こういうツールを提示してあげるのはとても重要ですね。
まぁ、そもそもFacebookがプライバシー設定に関するUIがわかりにくくなっているというのも大きな要因かもしれないので、Facebookはその辺り改善していく必要があるよなぁとは思いますけど。
今回の変更で、ユーザーにもう少しプライバシー設定に対する考え方や理解が進むといいですね。
Making It Easier to Share With Who You Want | Facebook Newsroom