宇宙の色って何色なの? → 宇宙の色はミルクいっぱいのカフェラテ色だよ
子供の頃、漠然と宇宙の色って何色なんだろうなんて思ったりしたことありませんか。
至って平凡に考えれば黒。どこまでも広がる闇なんじゃ? となりそうですが、実は2002年の段階で現在の宇宙の色というのが明らかになっているんですよね。
その色は「コズミック・ラテ」と名付けられています。
最近ではもう教科書にも載っていたりするんでしょうかね?
まぁ名付けられたのも10年前ですし、載っていてもおかしくはないのかもしれませんが、僕世代のころはそんな名前すらなかったですし、宇宙の色なんてものは教わる機会すらなかったので、当時初めてこのことを知ったときは、
( Д ) ゚ ゚
こんな勢いで驚いたものです。
もともといつから調べられていたのかは知りませんが、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学のカール・グレイズブルック助教授(当時)とアイバン・ボールドリー特別研究員(当時)が、地球から60億光年向こうまで、その間にある20万個もの銀河に内包されたきらめくいっぱいの星を、巨大望遠鏡で覗いて人の目に見えるすべての光の波長と強さを平均化し、色に置き換えるということをしていました。
その結果、2002年1月に「人間の目には鮮やかな薄青緑色」に見えると結論づけたんですね。
しかし、発表から翌々月の3月に
色の計算に使ったソフトに欠陥があって間違っちゃったˉ̞̭ ( ›◡ु‹ ) ˄̻ ̊
と間違いを発表。再計算した結果、「あわいベージュ色」であると、再び結論づけられました。
当時の発表はWebにも掲載されていて、10年以上経つ今でも見ることができるので、そちらも読んでみるといいかも。
で、その色がこれだよーってことで発表されて、新たに色の名前が公募されたんですが、それで決まったのが「コズミック・ラテ」。上の画像の色です。
16進数のカラーコードで表すなら#fff817
。CSS3のrgbaで表すならrgba(255,248,231,1)
になります。
とっても優しいベージュ色ですね。
公募では約300通のメールが寄せられたそうで、「ビッグバン・ベージュ」、「原初のクラム・チャウダー」、空のスカイに象牙色のアイボリーを組み合わせた造語で「スカイボリー」などの名前が候補になったらしいですが、最終的にカール氏らがコーヒー好きだったことから「コズミック・ラテ」に決まりました。いいのかそれで・・・。
一応、カフェラテ発祥のイタリアが近代科学の父と呼ばれるガリレオ・ガリレイの出身国だとか、イタリアで日本でいう天の川のことを「ラテオ」と呼ぶ、などの関連性も考慮したとのことですが、どこまで後付けなのかさっぱりわかりませんw
いずれにしてもミルクがたっぷり注がれたカフェラテの色。なんかカフェラテ飲んでたら宇宙を飲んでる気分になれちゃいそうですねぇ。