コドモフォトグラファーの写真展「コドグラフ展」に行ってきた
8/24(Fri)、8/25(Sat)に行われた写真展「コドグラフ展〜こどもに本気で写真を教えたら、すごいことになってきた〜」に行ってきました。
結論から言えば、すごいですねコドモって。たくさんの未来を秘めたパワーと言えばいいのか、そうした可能性と呼ぶべきものが写真に宿っておりましたよ。
今回開催された場所は、JR山手線田町駅から徒歩5分くらいのところにあるSHIBAURA HOUSEというガラス張りの空間。ところ狭しとコドモフォトグラファー=コドグラファーたちが撮影した作品が展示されていました。
こんな感じでパウチされていたり。
ガラス張りの窓に表からも見えるように貼り付けられていたり。
いずれもすべて7歳から9歳の、ひなた、きーくん、あやという3人のコドグラファーたちが撮影したもの。信じられんくらいうまいんですよ。
なんというか、狙った上手さじゃないんですよね。上手いというかむしろ旨いという感じ。旨味のある写真ってなんか変な表現なんですけどね。
子供だからこそ狙いがない。狙わない。
ある意味で純粋なんだけど、ある意味で残酷とも言える視点によって、バシッと切り取られた世界。
多分みんな子供の頃に持っていた視点なんだろうけど、大人になるにつれ見えにくくなってしまう。ストレートなことを言えば、大人では撮れないだろうなという写真ばかり。
正直、なんか羨ましいというか悔しいというかw
写真を僅かなりとも趣味にしている身としては、どうにもそういう感情が湧いてきちゃいましたね。もう自分には持ち得ないものを彼らは今育てているんだなぁと思うと、いやホント悔しいww
今回の「コドグラフ展」の主催者であり、現在こどもと写真の可能性を探るプロジェクトを推進すべく、島根県でコドグラファーを育成している中村こどもくん(@_codomo)。
以前、「100ぱーせんとコドモカメラ」というサイトが話題になりましたが、その著者でもあります。
100ぱーせんとコドモカメラ|ステキな「子供写真」の撮りかた、撮影法が満載100%!
彼は現在、こども写真ラボ合同会社の代表として、こどもと写真の関わりを広げていくというミッションに邁進中。
まぁ、こどもの習い事としてピアノやバレエなどいろいろとありますが、その中に「写真・カメラ」ってのがあってもいいよね? ってことで、そうしたことを地方から取り組んでいます。
で、行ってきたのは最終日だったわけですが、この日はスペシャルゲストにAR3兄弟の長男こと川田十夢(@cmrr_xxx)が登場。
中村こどもくんとのトークセッションとともに、コドグラファーによるフォトセッションが行われました。
いやー、アグレッシブに写真撮りますねーコドグラファー。
中でもいちばんアグレッシブだったのがひなたでした。
モデルにパンチするとか、おいおいw
負けじと長男が大外刈り的に転がすんだけど、その間もシャッターを切る音は止まず。
人間三脚というか二足歩行生物なので二脚になってしまう中村こどもくん。先生こんなに笑顔だなんて、なんてドM(違。
最後はコドグラファーたちが撮影した写真からナイスなショットが選ばれ、それらをそれぞれのコドグラファーが総評。いちばんよかった写真を本人たちに選んでもらったりするなどして閉幕となりました。
わずか2日間という開催スケジュールだったのが悔やまれるくらい、いい写真展だったのではないかなーと思います。
次回、また都内近郊で開催されることがあれば、今度は当ブログでもお知らせしたいと思いますので、その際はぜひ足を運んでもらって写真展を堪能して欲しいですね。
それに、こどものうちからカメラを持たせて写真を撮らせるというきっかけになってくれればなお幸いです。
コドグラフ[codograph]|15才までのこどもフォトグラファーを育てるワークショップ&こどもが撮影した写真素材を配布するストックフォトサービス