機能とデザインが見事に調和した三菱電機「霧ヶ峰」とその製作所を見学してきたよ【PR】
夏でも冬でも快適な空間で過ごせるようにしてくれる代表格にして、メインでもある家電、エアコン。
先日、三菱電機さまからご招待をいただき、三菱電機静岡製作所へ伺って、同社のエアコンブランド「霧ヶ峰」の最新機と、その製造過程を見学してきました。
やってきました静岡駅。ここから車で15分ほどの場所にある、三菱電機静岡製作所へと移動します。
予め言っておくと、今回の見学はあくまでも取材の一環ということで、一般の見学は基本的に実施されていませんのでご注意ください。
霧ヶ峰 の歴史を知る
ということで、いざ見学ツアー開始。まずは静岡製作所内にあるギャラリエ(ショールーム)を見学するところからスタート。
入り口には過去三菱電機から登場したエアコンはもとより、冷蔵庫などの家電も並んでいました。
こうしてみると、この頃の家電のデザインって今でもいいよなぁと思いますね。
これも霧ヶ峰。1979年に誕生した奥行き10.9cmという超薄型エアコンです。
僕と同い年ですよ同い年。うわーうわーすげー、と思ってたんですよ。でもなんか見覚えあるなぁと。そう、子供の頃住んでいた家でこのエアコン使ってたんですw いやー、予想だにしないところで子供の頃の思い出が頭の中を駆け巡りましたw
しかし、そうなると霧ヶ峰って結構長い歴史があるんじゃね? と。
そうなんです。三菱霧ヶ峰はなんともう50年近い歴史を誇るシリーズなのです。
遡ると1954年に、小型エアコン第1号「ウインデヤ」を発売し、その後1967年にセパレート形エアコンが開発され、ここから霧ヶ峰の歴史がスタートしたわけです。来年でちょうど50周年という節目を迎えるんですね。
センシング技術の進化こそ霧ヶ峰の要
霧ヶ峰と言えば、TVCMなどでもおなじみですが、人体感知、温度感知といったセンシングの技術がよく知られていると思います。
2014年に登場した「ムーブアイ極」は、それ以前までのセンサー解像度が4倍に進化、床温度だけでなく人体の手先、足先まで温度が測れるほどの進化を遂げています。というか、その進化具合はそれだけにとどまりません。
学習機能というのも備わっているそうで、人体を認識した上で、動くエリアから床面積を、さらに窓の位置を判別し、部屋の形状を学習します。つまり、導入された家に合わせて、より効率的に快適な空間を作り上げてくれるというわけ。
さらに言えば、時々100度位まで温度が上昇する小型の物体は電気ケトル、部屋の隅でじんわり暖かい温度になっているのはテレビ、なんか人よりも温度高めで小さく素早いのは犬猫だ、ってことまで判別・認識可能というんだから驚き。
急に熱源が入った場合の実験装置での1枚。ムーブアイ極のセンサーが、こんな感じで温度変化を感知すると、ブワーッと風を強めてくれるというものです。
こちらはその動画。風が強まって風車が回っていることがおわかりになっていただけると思います。なお、手をどかすことも感知して、風を急速に弱めてくれます。
さらに、ムーブアイ極は室内の360°全域をカバーしてくれるようになっていて、たった0.1℃の温度変化さえ検知してくれるそう。
なんかこれ以上ないくらい進化しまくってるんですねー。霧ヶ峰におけるセンサーの登場は1994年、現在のムーブアイの基礎となったものが2005年なので、そう考えるとこの技術革新ってとんでもないスピード感なんじゃないかなぁと思います。
革新技術「パーソナルツインフロー」
で。ですよ。
上で紹介した霧ヶ峰の要となるセンシング技術、これを活かし支えるために生まれた技術があります。それこそが「パーソナルツインフロー」と呼ばれるもの。
これまでのエアコンは、送風するためのファンとして、ラインフローファンというものが使われてきました。それがこの円筒形のものです。
実のところ、送風ファンというのはこれまでほとんど変わってこなかったそうで、霧ヶ峰にしても登場から50年という節目を迎える直前である2016年、新たに市場へ投入した最新エアコン「FZシリーズ」で、初めて送風ファンの革新を図ったんだそう。
これまでのラインフローファンは、エアコンの前面中部に内蔵されていましたが、パーソナルツインフローはエアコンの上部に2つ並べて配置されています。
2つ並んだファンは、それぞれが独自制御されるようになっているのが特徴。
独立制御できるということは、ラインフローファンのように一定同量の風を送るだけでなく、それぞれ異なる風量にすることが可能になるわけです。
エアコンをONにした室内で、暑いと感じる人と寒いと感じる人がいた場合、これまでであれば設定温度を上げる下げるで揉めに揉めてしまうなんてケースがあったかもしれません。しかし、パーソナルツインフローであれば、センシング技術で感知し、暑いと感じている人には強い風を、適温、あるいは寒いと感じている人には弱い風を送風するということが可能なんですね。
部屋を快適にしてくれるエアコンが、霧ヶ峰においてはセンシング技術とパーソナルツインフローという2つの革新によって、部屋の中にいる個々人を快適にしてくれるエアコンへと進化を遂げたってことですよ。凄いなぁ。
インテリアデザインとしてのエアコン
エアコンのデザインって、言っちゃなんですけど、メーカー問わず基本的にあんまり変わり映えしないなぁというイメージ。実際、価格.comでエアコンの並びを見てみても、ホント大差がないというかなんというか。
最近は自宅をDIYでカスタムしちゃおうなんて流行ってますけど、中にはエアコンを板で覆って見えないようにして、部屋に統一感を作ろうなんていう人たちもいたりします。冷房効率完全無視なのか無知なのかわかりませんけど、それくらい見た目を気に入らないと思う人がいるということの現れでもあるんでしょう。
しかし、三菱霧ヶ峰の2016年最新機種である「FZシリーズ」は、デザインが良い。クールデザインなのです。
四角い。どこまでも四角い。無骨といえば無骨な箱にも見えますが、いわゆるエアコンと聞いてイメージする形状とは全然違いますよね。丸みなし。
エアコンを見て「カッコイイ!」と思うことなんてないと思ってましたが、ここでそんなエアコンと出会ってしまいました。いやこれはカッコイイわ。
主観的なことをいうと、従来の丸みを帯びたデザインって、いかんせん自己主張激しいんですよ。いかにも「エアコンでござい」な主張しまくりなんですね。
そもそも、大概の部屋に置く大型家電や大型家具って、角ばった形状のものが多いんです。なので、余計に目立つというか。
その点、このFZシリーズのデザインは、従来のものよりも大きく厚みのある形状であるにも関わらず、多分すごく部屋にしっくりとハマってくれるんじゃないかと思うんです。機能とデザインが見事に調和してるなぁと思いますよ。
白いのしかないの?
はい。そういう声も出てくるのではないかと思います。エアコンって白以外ほぼ見かけたことないですよね。FZシリーズはシルキープラチナというカラーになるわけですが、まぁ白っぽいですもんね。
ところがですよ。そんな声に応えるかのように、三菱電機がもうひとつ出してきたシリーズが「FLシリーズ」なのです。
FLシリーズは、三菱電機がデザインにこだわりぬいたエアコンとして、この2016年からリリースした最新機。FZシリーズに搭載されているフィルターお掃除メカを排し、薄型形状を実現しています ※パーソナルツインフローも非搭載
今のところ赤と白の2色のみのカラバリになりますが、それでもこの光沢具合とか、ちょっとエアコンらしくない見た目ですよね。
光の加減でヘアラインの模様が浮き立ちます。
お分かりいただけるでしょうか、この光沢感。鏡面仕上げな感じも良いですね。
この赤いエアコンというのは、実はコンセプトモデルからそのままなんだそうです。デザイナー自身、まさか量産化されるとは思っていなかったそうで、かなり好きにデザインしたものだったとのこと。
確かにそんなニオイのするデザインなんですよ。エアコンという枠組みの中で、こんなデザインを実現できたらな・・・という思いが滲み出ているというか。
しかし、実際に製品化することが決まり、そこからさらにこだわりが爆発。
普段はフラップが見えないようにしたい。ムーブアイセンサーも付けたい。でも飛び出してるのは嫌だ・・・と。そんなこんなで特許技術”格納式フラップ”と格納センサーまで誕生。最終的にはデザイナーどころかエンジニアまでこだわりまくることになって、世に出てきました。
中のフィルターまで赤いです。烏骨鶏じゃねぇんだから。
それにしても、普段は見えないところまでこだわるというのは、やはりプロの矜持が成せる技だと思います。
技術と人の熱い想いが結集した三菱 霧ヶ峰
それにしても、三菱電機の持つ技術もとんでもないんですが、その技術を生み出し、使う人々の想いが、なんとも熱いんです。
今回お話を頂いた松本さんと中洲さんを始めとして、三菱霧ヶ峰に関わる全ての人たちが皆さん、プロフェッショナルですし、そんなプロとしての気概を支える熱い気持ちをお持ちなんですよね。
凄いの作ったんだけど、これからもっと凄いの作るぞ!
っていう現状に決して満足せず、さらに上を目指す姿勢は、畑違いな職種にいる僕も見習っていきたいもの。こうした熱い人々がいるからこそ、三菱霧ヶ峰は三菱霧ヶ峰たりえているのかもしれません。
三菱電機のプロフェッショナルの手によって、この50年において最大級の究極進化を遂げ、さらに導入された各家庭に合わせる形で、性能の真価を発揮する三菱霧ヶ峰「FZシリーズ」と「FLシリーズ」。
この記事を読んでくれた人には、ぜひ家電量販店などで、実物に触れてその素晴らしさを体感してみてもらいたいですね。