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Index » Event » ハイビジョンサウンド会議で知った「Q:™」の実力


ハイビジョンサウンド会議
10/16(Thu)に百式・田口さんによる「ハイビジョンサウンド会議」へ行ってきました。
今回はNiro1.comのサラウンドスピーカー「Q:™」について、その凄さを体験し、参加者でディスカッションを行うという内容です。
まずは、いつものように田口さんから今回のイベントについての流れ、注意点などなど説明があって、Niro1.comの代表取締役社長・中道仁郎さん(ヘッダー写真の方)の登場。中道さんは元々、音響メーカー"ナカミチ"出身。創業者の弟さんなんですね。

中道さんは"ナカミチ"で音響機器発展に尽力し、1998年にNiro1.comを設立。以後4年間は商品を売ることもなく、ただただ研究開発に費やしたそうです。にしても4年間、商品を売らないってことは収益もないわけで、収益がないのに研究開発できる潤沢な資金があるってどういうことよ? っていう疑問が出てくるわけですが、資本金が16億円ある会社ということで、その点は全く問題なかったみたいですね。
資本金16億...。数字的には大手企業なら珍しくないかもしれませんが、このNiro1.comという会社、現在も社員数は中道さん含め僅か6人しかいないんですよね。どっからひねり出したらそんな資金が。。

しかし、その4年間の研究開発をした理由というのも凄かった。
中道さんがNiro.1.comを設立した理由は「もっと手軽に良い音を楽しむことが出来ないか?」ということにあったそうです。
話は変わって、サラウンドスピーカーの開発には"HRTF"(頭部伝達関数)というものが非常に深く関わっています。
人間の耳というのは音を知覚する際に、鼓膜に到達するまでの音の歪み方をも感知しているんですが、それによって音の鳴った距離、方向などを推測することが出来るんですね。これを利用して、実際には音源のない方向から音が発せられたかのように錯覚させる技術を"HRTF(頭部伝達関数)"と呼び、今から35年ほど前にMIT(マサチューセッツ工科大学)によって開発されたものなわけです。現在の多くの音響メーカーがサラウンドスピーカー開発の為に利用しているのは、このMITによる"HRTF"なわけですが、中道さんは「これでは自分の理想とするものが創れない」と考え、Niro1.com設立後4年間を通して、独自の"HRTF"を開発することにしたということでした。
独自HRTF開発風景のヒトコマ
このような施設を作ってHRTFの開発に尽力されたそうです。恐らく周囲に配置された多数のスピーカーから音を発して頭部伝達関数を導き出していたんでしょうね。
さて、これによって開発された5.1chサラウンドスピーカーこそが、今回紹介して貰った「Q:™」という製品です。
Q:™
近年、テレビはハイビジョン対応され、かつてのブラウン管テレビよりも高輝度、高精細な映像表現を可能なものとしました。また最近はBlu-ray時代の到来もあり、より美麗な映像を楽しめるようになったわけですが、逆に音は映像ほどの発展を遂げていません。寧ろテレビの薄型化によってスピーカーの搭載部が狭小となってしまい、ハイレベルなスピーカーを搭載するまでに至らなかったとも言えると、中道さんは仰っていました。

中道さんも例として挙げていましたが、実は人間というのは目に映る映像よりも、感情を揺さぶられるのは音にあります。音というのが非常に重要な要素であることは、映像を生業とする人間には常識。だからこそ番組にしろ映画にしろ、場面に合わせた音楽(BGM)がMAされます。また、リアリティ溢れるSEだったりも同じです。
つまり映像では足りない感情の揺れを増幅させうるものが音というわけです。
その為、現行のテレビのスピーカーのみでは、その感情を揺さぶる演出を最大限に発揮することが出来ないわけで、これは映像制作者にとっては致命的。だからこそ映画関係者は映画館でこそ、映画の真価を発揮できるとして、多くの人に映画館で映画を堪能して貰いたいと言います。まぁ勿論収益的なこともありますが。

とまぁ、そうしたこともあって、より鮮明でリアルな音をユーザーに提供しようと言うことで、各社がサラウンドスピーカーを提供してきました。
ところが、従来のサラウンドスピーカーというのは実に設置が面倒で、一定の条件下で配置しないと、その効果は正しく得られないというものばかり。
ですが、Niro1.comによる本製品「Q:™」は、そうした面倒な設置をする必要がありません。テレビ画面の上と下にスピーカーを置くだけ。これだけで、より素晴らしいサラウンド効果を実現しています。

従来の製品というのはサラウンドがユーザーの周囲を取り巻く円形を描くように音が聞こえるものです。ところが「Q:™」はユーザーの周囲を球状に取り囲むように360度から音が聞こえるようになっているんですね。
「Q:」という商品名は音が球状であることを意味する「Q」、そしてスピーカーを上下に配置することを示した「:」という2つの文字が由来となっています。正直、ここまで顕著に機能と姿を表現したネーミングは秀逸じゃないでしょうか。

実際、今回の会議では「Q:™」のデモ体験ということで、
(1)ハイビジョンテレビのスピーカー
(2)Niro1.comの一体型サラウンドスピーカー「620B」(今主流のフロントスピーカー)
(3)Q:™
という3パターンを聴かせて貰ったわけですが、慥かにまるきり違う。とは言え、この音というのは非常に感覚的なものだったりするわけで、文章で表現するのは凄く難しいので、読者にお伝えするのはかなり難儀。

というわけで、一応録画したものを公開します。とは言っても、実際に発せられた音をカメラのマイクを通してしまったものなので、100%違いの解るものではないことをご了承ください。また、編集による音の劣化もあります。しかし、それでも多少の違いは感じられると思われます。
どうせなら、イヤホンなどで音を聴かれた方がまだ解りやすいかもしれませんね。

ハイビジョンサウンド会議 Q:™デモ体験 from cazuki on Vimeo.
※追記
映像の質の問題でVimeoにUPしなおしました。なお、元ファイルの方がより解りやすいと思われるので、こちらもダウンロード可能にしました(200MBほどあります)。ダウンロードはこちらから。

どうでしょうか? 音の違いは少しでもこの映像で伝わったでしょうか。
「うーん、これじゃ解らないよ!」
という人は、是非Niro1.comがリアルで音を体験できるようにオープンしたNiro Sound Stationへ足を運んでみてください。ここでは実際に「Q:™」の音を体感することが出来るようになっています。

しかし、もっと凄いなぁと感じたのは、Niro1.comの流通。
現在はビックカメラと提携し、店舗でも購入可能なんですが、今もなおメインの流通は自社のWEB販売なんだそうです。そもそも聴かなきゃ良さが解らないスピーカーをWEBで販売するのも凄いんですが、何が凄いってユーザーとの密なコミュニケーションです。
現在、Niro1.comのWEBサイトにはBBSが設置されていて、ユーザーが様々な書き込みをしています。Niro1.comではこのBBSを社員全員が目を通して全ての書き込みに対応しているんだそうです。
中道さん曰く「お客様に正直であること、嘘をつかないこと」という非常に核心を突いている言葉が表すとおり、そうした対応を心がけたことで、このBBS設置前の返品率が4%あったのが、BBS設置後の現在はほぼ0%に近いそうです。これは素晴らしいですよね。
それ以外にもモニター体験プログラムを充実させたり、WEBからの購入者に対してAmazonギフト券やiTunesギフト券による還元を行ったりすることで、ユーザーの好感度も高めているようです。

今回のイベント後、希望者にはモニタープログラム実施がしていただけるということで、個人的には申込をしてみたかったんですが、家にはなにぶん小さな姪っ子もいるため、万一、破壊行動でもされてしまったらたまったもんじゃないということで、残念ながら諦めました。
どうせならこれで、戦国無双とかやりたかった...。勿論大量に保有しているDVD鑑賞にも使いたかったんですが、こればっかりは仕方がないです。うぅぅ。

それにしても欲しい。けど、凡そ90000円の出費は痛いですねー。でも、これでPS3も購入してFINAL FANTASY 13をプレイしたらもの凄いんだろうなぁー。うああああああ欲しくて欲しくてたまらなくなってきた!! 手元に10万あったら迷わず買っちゃいそうです...。

モニター自体は送料さえ負担すれば、誰でも出来ることなので、もし興味のある人は申し込んでみてはいかがでしょうか。兎にも角にも皆さんにこの違いを体験して貰えたらと思います。

ハイビジョンTV5.1chスピーカー Q: NIRO

 

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「ハイビジョンサウンド会議 sponsored by NIRO」に参加してきました その2

■ D.I.'s Memorandum | 「ハイビジョンサウンド会議 sponsored by NIRO」に参加してきました について、その後のことを記しておきたい。 参加者のレビューはこちら。 ■ はてなブックマーク - ideaxideaのブックマーク / niro 他の方々のレビューを見ると、参

  • D.I.'s Memorandum
  • 2008/10/21 1:06 AM
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左耳3連ピアスの標準的男子。
フリーランスのモバイルウェブディレクターがウェブやモバイルの話題を独自の視点で紹介するブログです。 RSS このブログの読者になる
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